メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼとは? わかりやすく解説

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メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/28 19:46 UTC 版)

メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼ
メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼのX線構造 (1kko)[1]
識別子
EC番号 4.3.1.2
CAS登録番号 9033-26-5
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / EGO

メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼ (Methylaspartate ammonia-lyase、EC 4.3.1.2)は、以下の化学反応触媒する酵素である。

L-トレオ-3-メチルアスパラギン酸 メサコン酸 + アンモニア

従って、この酵素の基質はL-トレオ-3-メチルアスパラギン酸のみ、生成物はメサコン酸アンモニアの2つである。

この酵素はリアーゼ、特に炭素-窒素結合を切断するアンモニアリアーゼに分類される。系統名は、L-トレオ-3-メチルアスパラギン酸 アンモニアリアーゼ (メサコン酸形成)(L-threo-3-methylaspartate ammonia-lyase (mesaconate-forming))である。他に、beta-methylaspartase、3-methylaspartase、L-threo-3-methylaspartate ammonia-lyase等とも呼ばれる。この酵素は、c5分岐二塩基酸の代謝及び窒素循環に関与している。補因子として、コバミドを必要とする。

構造

いくつかの構造が蛋白質構造データバンクに収められており、この酵素はTIMバレルドメインを持つことを示している。

出典

  • BARKER HA, SMYTH RD, WAWSZKIEWICZ EJ, LEE MN, WILSON RM (1958). “Enzymic preparation and characterization of an alpha-L-beta-methylaspartic acid”. Arch. Biochem. Biophys. 78 (2): 468–76. doi:10.1016/0003-9861(58)90371-0. PMID 13618029. 
  • Bright HJ and Ingraham LL (1960). “The preparation of crystalline beta-methylaspartase”. Biochim. Biophys. Acta 44: 586–588. doi:10.1016/0006-3002(60)91612-7. 
  1. ^ Levy, C. W.; Buckley, P. A.; Sedelnikova, S.; Kato, Y.; Asano, Y.; Rice, D. W.; Baker, P. J. (2002). “Insights into Enzyme Evolution Revealed by the Structure of Methylaspartate Ammonia Lyase”. Structure 10 (1): 105–13. doi:10.1016/S0969-2126(01)00696-7. PMID 11796115.  編集



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