ミケーネ・ギリシャ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 17:09 UTC 版)
ミケーネ・ギリシャ語 (ミュケーナイ・ギリシャ語) とはギリシャ本土、クレータ島、キュプロスで紀元前16世紀~12世紀に話されていた、ギリシャ語の中で最も古い言語である。この言語は線文字Bで綴られており、紀元前14世紀以前のクレータ島で発見された碑文が最も古いものであるとされる。これらの碑文のほとんどは中央クレータ島のクノッソスやペロポネソス半島南西のピュロス等で出土した粘土板上で見つかっている。他の粘土版はクレータ島西のカニア、テーバイ、ティーリュンスでミュケーナイ自体で見つかっている[1]。
- ^ Chadwick, John (1976). The Mycenaean World. Cambridge UP. ISBN 0-521-29037-6
- ^ Ventris and Chadwick (1973) pages 42–48.
- ^ Ventris and Chadwick (1973) page 389.
- ^ Ventris & Chadwick (1973) page 390.
- ^ Andrew Garrett, "Convergence in the formation of Indo-European subgroups: Phylogeny and chronology", in Phylogenetic methods and the prehistory of languages, ed. Peter Forster and Colin Renfrew (Cambridge: McDonald Institute for Archaeological Research), 2006, p. 140, citing Ivo Hajnal, Studien zum mykenischen Kasussystem. Berlin, 1995, with the proviso that "the Mycenaean case system is still controversial in part".
- ^ Woodard (2004) pp.651-652
- ^ Ventris & Chadwick (1973) page 68.
- ^ Thomas G. Palaima, "OL Zh 1: QVOVSQVE TANDEM?" Minos 37-38 (2002-2003), p. 373-85 full text
- 1 ミケーネ・ギリシャ語とは
- 2 ミケーネ・ギリシャ語の概要
- 3 形態学
- 4 資料
- 5 外部リンク
Weblioに収録されているすべての辞書からミケーネ・ギリシャ語を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からミケーネ・ギリシャ語 を検索
- ミケーネ・ギリシャ語のページへのリンク