ミオカワセミフタオシジミとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミオカワセミフタオシジミの意味・解説 

ミオカワセミフタオシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/28 09:24 UTC 版)

ミオカワセフタオミシジミ
ミオカワセフタオミシジミのオス(上)とメス(下)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目Lepidoptera
: シジミチョウ科Lycaenidae
: カワセミフタオシジミ属 Rachana
: ミオカワセミフタオシジミ R. mioae
学名
Rachana mioae
(H. Hayashi 1978)
和名
ミオカワセミフタオシジミ

ミオカワセミフタオシジミRachana mioae) は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シジミチョウ科に分類されるチョウの一種。フィリピン固有種。本属は当初、本種を基準種として1978年にEliotia属として記載されたが、のちに1909年に軟体動物のショウジョウウミウシ科の属名に使われていたのが判明して、無効名(junior homonym)となってしまった経緯がある。

分布

ミンダナオレイテに分布する。

形態

オスの前翅長は16-19mm。メスの前翅長は19-20mm。ミンダナオ島やレイテ島には本種にそっくりな各種のカワセミフタオシジミ属が分布しているので、同定には細心の注意を要する。メスの翅表では区別できないが、オスの翅表の青色部の広がり方と色彩の微妙な変異や、オス、メスの裏面・後翅のチョコレート色の外中央帯の形などが良い区別点になる。

生態

中標高の樹林帯でたまに見かけることができる。

種名の語源:命名者の長女 林美緒に因む。

参考文献

  • Hayashi, Hisakazu, 1978: Lycaenid butterflies from Mindanao, with the descriptions of new genus, new species and new subspecies (Lepidoptera: Lycaenidae). Tyo-to-Ga. 29(3): 164-168. [1]
  • Eliot, J. N., 1978: In Corbet, A. S. & Pendlebury, H. M., The butterflies of the Malay Peninsula, edn 3. Kuala Lumpur.
  • 林 寿一, 1984. 東南アジアのシジミチョウ Ⅱ:iii, 105pp., 14pls. ニューサイエンス社, 東京. ISBN 4-8216-0109-5
  • Treadaway, C. G., 1995. Checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera) Nachr. entomol. Apollo Suppl.14: 7-118.
  • Takanami, Y. & Seki, Y., 2001. A synonymic list of Lycaenidae from the Philippines. Edn. 12 - ウェイバックマシン(1998年12月5日アーカイブ分).
  • Treadaway, Colin G. & Schrőder, Heinz G., 2012: Revised checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera). Nachr. entomol. Ver. Apollo, Suppl. 20: 1-64.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ミオカワセミフタオシジミのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミオカワセミフタオシジミのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミオカワセミフタオシジミ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS