マーク・キャリアー (セイフティ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マーク・キャリアー (セイフティ)の意味・解説 

マーク・キャリアー (セイフティ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 01:58 UTC 版)

マーク・キャリアー
Mark Carrier
基本情報
ポジション セイフティ
生年月日 (1968-04-28) 1968年4月28日(56歳)
出身地 アメリカ合衆国
ルイジアナ州レイクチャールズ
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 186 lb =約84.4kg
経歴
大学 南カリフォルニア大学(USC)
NFLドラフト 1990年 / 1巡目全体6位
初出場年 1990年
初出場チーム シカゴ・ベアーズ
所属歴
選手歴
1990-1996 シカゴ・ベアーズ
1997-1999 デトロイト・ライオンズ
2000 ワシントン・レッドスキンズ
コーチ歴
2004-2005 アリゾナ州立大学
2006-2009 ボルチモア・レイブンズ
2010-2011 ニューヨーク・ジェッツ
2012-2015 シンシナティ・ベンガルズ
NFL 通算成績
インターセプト 32回
タッチダウン 1回
ファンブルフォース 9回
ファンブルリカバー 4回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

マーク・キャリアー1968年4月28日- )はルイジアナ州レイクチャールズ出身のアメリカンフットボール選手、指導者。現役時代のポジションはディフェンシブバック

経歴

プロ入りまで

カリフォルニア州ロングビーチの高校時代、彼はUSAトゥデイからオールアメリカンに選出された。

その後、USCに進学し、3年次の1989年、7インターセプト、107タックル、3ファンブルリカバー、10パスブロックの成績をあげて、USCの選手としては初のジム・ソープ賞(カレッジフットボールで最も優れたディフェンスバックに贈られる賞)を受賞した。3シーズンで彼は13インターセプトを記録した。2006年、USCの殿堂入りを果たしている。

NFL選手

1990年NFLドラフト1巡全体6位でシカゴ・ベアーズに指名されて入団した。12月9日のワシントン・レッドスキンズ戦では3インターセプトをあげたがチームは9-10で敗れた[1]。彼は1979年に入団したダン・ハンプトン以来となる全16試合に先発出場し[2]、NFLトップの10インターセプトをあげて、最優秀新人守備選手に選ばれた[3]。この年及び1991年1993年にはプロボウルにも選ばれた。

ベアーズでは1996年までプレーした。彼が作ったシーズン10インターセプトはベアーズ記録でもある[4]

1997年から1999年までデトロイト・ライオンズでプレーした。1998年タンパベイ・バッカニアーズとのマンデーナイトフットボールで相手WRのブライス・ハンターにヘルメットからタックルしたプレーにより1試合出場停止となった[5]

フリーエージェントとなった彼は、2000年2月、ワシントン・レッドスキンズと5年契約を結んだ[6]が、2001年マーティ・ショッテンハイマーがレッドスキンズのヘッドコーチに就任するとトレ・ジョンソン、キース・シムズ、デイナ・スタブルフィールドとともにサラリーキャップを空けるために解雇された[7]

現役生活を終えた後、ラジオやテレビでの解説者となった[8]

コーチ

2004年から2年間、アリゾナ州立大学のコーナーバックコーチを務めた後[8]、2006年、ボルチモア・レイブンズのディフェンスバックコーチに就任し4年間(その内3年間はレックス・ライアンの下[9])務めた。この間エド・リードらを指導し、2006年から2008年までの3シーズンでレイブンズがあげた71インターセプトはNFLトップであった[8]。2009年にもレイブンズはNFLで2番目に少ない27タッチダウン(ランで8回、パスで17回)しか相手に許さなかった[10]

2010年にニューヨーク・ジェッツのディフェンスラインコーチに就任し[9]、2011年まで務めた。

2012年からはシンシナティ・ベンガルズのディフェンシブバックコーチに就任し、2015年まで務めた。

その他

彼の前にベアーズの先発セイフティだった、デイブ・デュアソンが脳震盪に悩まされ自殺した[11]ことを聞いた彼は「晩年の彼が問題を抱えていることは知っていた。笑顔を絶やさない選手であった。」と語った[12]

脚注

  1. ^ Carrier's Big Day Not Big Enough”. ニューヨーク・タイムズ (1990年12月11日). 2011年8月3日閲覧。
  2. ^ PRO FOOTBALL; Bears' Carrier An Instant Success”. ニューヨーク・タイムズ (1991年1月3日). 2011年8月3日閲覧。
  3. ^ Associated Press Defensive Rookie of the Year”. CBSスポーツ. 2011年8月3日閲覧。
  4. ^ Carrier's mark in Vasher's reach”. シカゴ・トリビューン (2005年12月22日). 2011年8月3日閲覧。
  5. ^ N.F.L.: NOTEBOOK -- DETROIT; Carrier Suspended For Helmet Hit”. ニューヨーク・タイムズ (1998年10月1日). 2011年8月3日閲覧。
  6. ^ REDSKINS SIGN MARK CARRIER”. UPI通信 (2000年2月17日). 2011年8月3日閲覧。[リンク切れ]
  7. ^ John Keim (2001年8月27日). “Schottenheimer puts his mark on 'Skins”. ESPN. 2013年12月2日閲覧。
  8. ^ a b c Biography”. ボルチモア・レイブンズ (2009年). 2011年8月3日閲覧。[リンク切れ]
  9. ^ a b NY Jets hire ex-Baltimore Ravens coach Mark Carrier as defensive line coach”. nj.com (2010年2月4日). 2011年8月3日閲覧。
  10. ^ Biography”. ニューヨーク・ジェッツ. 2011年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月3日閲覧。
  11. ^ デュアソン氏は自殺、脳を医療研究のため寄贈と遺言も”. NFL JAPAN (2011年2月20日). 2011年8月3日閲覧。
  12. ^ Concussions also worry Carrier Dave Duerson's death shocked former Bear safety”. シカゴ・トリビューン (2011年3月8日). 2011年8月3日閲覧。

外部リンク

先代
デリック・トーマス
NFL最優秀新人守備選手
1990年
次代
マイク・クロール
先代
ドネル・ウールフォード
トレイス・アームストロング
シカゴ・ベアーズ
ドラフト1巡指名選手
1990年
次代
スタン・トーマス



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マーク・キャリアー (セイフティ)」の関連用語

マーク・キャリアー (セイフティ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マーク・キャリアー (セイフティ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマーク・キャリアー (セイフティ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS