マンガラ (インド神話)とは? わかりやすく解説

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マンガラ (インド神話)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/02 21:57 UTC 版)

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マンガラ

マンガラサンスクリット語: मङ्गल Maṅgala)は、インド九曜のひとつで、火星にあたる。

マンガラは文字通りには吉祥を意味する。アグニの名前でもある[1]

ある神話によれば、マンガラはシヴァの血と汗から生まれたという。別の神話によれば、ヴィシュヌヴァラーハ(猪)の姿で現れて、海底に沈められた大地(ブーミないしプリティヴィー)を元に戻したときにヴィシュヌとブーミから生まれたとする[2]

マンガラは大地(地球)の子(bhauma < bhūmi)とも呼ばれる[3]

カールッティケーヤと同一視されることもあるが、図像学上は異なっている。赤い肌で、4本の腕を持ち、牡羊に乗る[2]

火星はまたアンガーラカaṅgāraka 文字通りには「炭」)とも呼ばれる[3]

脚注

  1. ^ Monier Monier-Williams (1872). maṅgala. Sanskrit English Dictionary. Oxford: Clarendon Press. pp. 728-729. https://archive.org/details/1872sanskriten00moniuoft/page/728 
  2. ^ a b Roshen Dalal (2010). “Mangala”. Hinduism: An Alphabetical Guide. Penguin Books India. p. 240. ISBN 0143414216 
  3. ^ a b Burgess, Ebenezer (1860). Translation of the Sûrya-Siddhânta: A text-book of Hindu astronomy. New Haven. p. 279. https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.96668/page/n289 



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