ポートレベル操船訓練センターとは? わかりやすく解説

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ポートレベル操船訓練センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/15 07:13 UTC 版)

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ポートレベルでの有人模型タンカーの操舵室からの眺め
ポートレベルでの25万トン級マンモスタンカーの模型

ポートレベル操船訓練センター(ポートレベルそうせんくんれんセンター)とはフランスマンモスタンカーコンテナ船LNG輸送船客船等の水先案内人を養成する訓練所である。

この訓練施設で使用される乗用船舶模型は1/25である。運河や湾や外洋が再現されている。(Sogreah)この種の施設としては世界初のものである。この訓練所は1967年にフランスのグルノーブル近郊にLaboratoire Dauphinois d'Hydraulique (現Artelia)によって設立された。

訓練コースは正式な水先案内人によって指導される。1967年以来、世界中から6500人以上の水先案内人、船長、航海士が訓練を行った。フランス人、欧州人、オーストラリア人、ブラジル人、北アメリカ人の水先案内人の90%近くがこの訓練所の生徒だった。

有人の船舶模型訓練は現在、国際海事機関の2005年12月の Resolution A 960 (23)によって推奨されている。

施設はJohn McPheeによる The Atlantic Monthlyの記事に掲載され、同様に彼の著書であるUncommon Carriersで出版された。

歴史

訓練所の起源は50年代にさかのぼる、ポートレベルの親会社であるSogreahは模型船舶を使用して操船の実習を行っていた。

1960年代末にタンカーの操船の必要性によりエッソが設立した。1967年から1970年にSogreahによって設立された。

船舶模型

乗船する模型は小さいが、実物と同様の挙動を示すように出来ている。

グルノーブル近くのアルプスのふもとにある。1/25スケールの操船の実習に用いられる。

艦隊

模型船舶は1/25スケールに統一されている。9隻あり、3隻のタグボートがある。それらはDGPSによって航路を追跡されている。

出典

  • 長畑司、「操船シミュレータ」 『航海』 1972年 36巻 p.35-41, doi:10.18949/jinnavib.36.0_35, 日本航海学会
  • John Mc Phee, 2006 - Uncommon carriers - pp43-65
  • Michel R. Denis, 2006 - Récits insolites - p49 & p113
  • The Nautical Institute, 1997 - On pilotage and shiphandling - p37, p181, p260, p280, p305

外部リンク

座標: 北緯45度17分25秒 東経5度18分55秒 / 北緯45.290361度 東経5.315164度 / 45.290361; 5.315164




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