ボールチップ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 04:08 UTC 版)
腹膜偽粘液腫という病気に使われる。腹膜偽粘液腫の患者の腹部には、水のような粘液が大量に溜まり、胃・肝臓・大腸など、ほとんどの臓器に塊となった偽粘液腫がびっしりと癒着する。通常の手術の場合、これを取り除くには臓器ごと摘出しなければならず、必要な臓器まで失われる。そこで、ボールチップ型の電気メスを使用する。このメスを使えば、臓器にくっついた偽粘液腫だけを「はがすように」取り除くことができ、臓器そのものは傷つけずに温存できる。切開モードでもほとんど切れない。
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