ホプキンス(Hopkins)の分解能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 14:15 UTC 版)
「分解能」の記事における「ホプキンス(Hopkins)の分解能」の解説
より現実的に考えれば、照明状態Kによって変化する定数が必要で、 δ = K λ N A = K λ n sin θ {\displaystyle \delta =K{\frac {\lambda }{NA}}=K{\frac {\lambda }{n\sin \theta }}} となる。 可視光に当てはめると、K=0.5 の時 δ = 0.5 × 550 n m ÷ 1.45 ≈ 190 n m ( 0.19 μ m ) {\displaystyle \delta ={\hbox{0.5}}\times 550nm\div {\hbox{1.45}}\approx 190nm({\hbox{0.19}}\mu {\hbox{m}})} 可視光線で油浸の倍率100倍の対物レンズを用いれば0.2μm程度が解像できるとされる。しかし、厳密には照明条件、レンズ性能、試料の影響によって解像の極限値は変化するので、これが限界ではない。レンズの回折限界を分解能と同等の意味で用いられることもあるが、分解能の定義としては正しくない。
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