ホットスポット・パトロール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 13:05 UTC 版)
「犯罪機会論」の記事における「ホットスポット・パトロール」の解説
犯罪機会論をパトロールに応用したのが、「ホットスポット・パトロール」である。日本では、パトロールと言えば、ルートを固定しない「ランダム・パトロール」を指すのが一般的であるが、パトロールの本場アメリカでは、ランダム・パトロールには防犯効果がないことが、多数の実験によって証明されている。 そこで、ランダム・パトロールに代わって登場したのが、犯罪が起こる確率の高い地点を重点的に回るホットスポット・パトロールである。ホットスポットでは、しばらくとどまり、犯罪者にプレッシャーをかけるのが良いという。道路上で偶然会うのとは異なり、パトロール隊がホットスポットに立ち寄れば、これから行おうとしている犯罪を、パトロール隊が事前に知っているかのように、犯罪者に感じさせることができる。犯罪者はショックを受け、犯行をあきらめざるを得なくなるというわけだ。
※この「ホットスポット・パトロール」の解説は、「犯罪機会論」の解説の一部です。
「ホットスポット・パトロール」を含む「犯罪機会論」の記事については、「犯罪機会論」の概要を参照ください。
- ホットスポット・パトロールのページへのリンク