ペドロ・タドゥランとは? わかりやすく解説

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ペドロ・タドゥラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/13 05:35 UTC 版)

ペドロ・タドゥラン
2025年のタドゥラン
基本情報
本名 ペドロ・ゼネラル・タドゥラン・ジュニア
通称 Kid Pedro Heneral
階級 ミニマム級
身長 163cm
リーチ 164cm
国籍 フィリピン
誕生日 (1996-10-29) 1996年10月29日(28歳)
出身地 アルバイ州リボン英語版
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 22
勝ち 17
KO勝ち 13
敗け 4
引き分け 1
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ペドロ・タドゥラン(Pedro Taduran、1996年10月29日 - )は、フィリピンプロボクサーアルバイ州リボン英語版出身。現IBF世界ミニマム級王者。

来歴

2018年8月29日、ナコーンサワン県WBC世界ミニマム級王者のワンヒン・ミナヨーティンと対戦し、12回0-3(110-117、108-118、111-115)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[1][2][3][4]

2019年9月7日、タギッグのジュラド・ホールでディージェイ・クリエルの王座返上に伴うIBF世界ミニマム級王座決定戦をサムエル・サルバと行い、4回終了時にサルバが棄権した為タドゥランのTKO勝ちとなり王座を獲得した[5]

2020年2月1日、グアダルーペのヤルディバ・カルドナ・エキスポでダニエル・バジャダレスと対戦し、4回0-1(37-39、38-38×2)負傷判定で引き分けに終わったが初防衛に成功した[6]

2021年2月27日、ジェネラル・サントスのブァラ・ジムでレネ・マーク・クアルトと対戦し、12回0-3(113-115×3)の判定負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[7]。なお当初は1月に行われる予定だったが新型コロナウイルスのパンデミックにより延期されて行われた[8]

2022年2月6日、ディゴスに舞台を移してIBF世界ミニマム級王者のレネ・マーク・クアルトと再戦し、7回開始直後にタドゥランが偶然のバッティングで負傷した為そのまま判定となり、7回0-2(64-65、64-66、65-65)の負傷判定負けを喫し約1年振りの王座返り咲きに失敗した[9][10]

2023年12月28日、ボホール島でIBF世界ミニマム級3位のジェイク・アンパロとIBF世界ミニマム級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(119-109、118-110、116-112)の判定勝ちを収め重岡銀次朗への挑戦権を獲得した。

2024年7月28日、日本のリングに初登場。滋賀ダイハツアリーナで指名挑戦者としてIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗と対戦し、9回2分50秒TKO勝ちを収め3年5ヵ月振りの王座に返り咲いた[11][12]

戦績

  • プロボクシング:23戦 18勝 (13KO) 4敗 1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2015年5月16日 1R 2:56 TKO ナサニエル・マラシガン フィリピン プロデビュー戦
2 2015年6月21日 4R 1:11 TKO ジュン・イナオ フィリピン
3 2015年8月8日 1R 1:35 TKO エマヌエル・ビジャヌエバ フィリピン
4 2015年9月25日 2R 2:04 TKO ロランド・プリマ・ジュニア フィリピン
5 2015年12月2日 6R 判定 3-0 ロバート・オンゴカン フィリピン
6 2016年2月12日 4R 0:56 TKO ジュン・ジュン・リマソグ フィリピン
7 2016年4月1日 6R 判定
1-2
ジョエル・リノ フィリピン
8 2016年5月25日 4R 判定 3-0 カーター・ユン・パグンサン フィリピン
9 2016年9月3日 3R 0:38 TKO ノエル・グリマン フィリピン
10 2016年11月26日 5R 終了 TKO デクスター・ディマクランガン フィリピン
11 2017年2月26日 8R 判定 3-0 ジェローム・クラビテ フィリピン
12 2017年5月21日 2R 2:00 TKO フィリップ・ルイス・クエルド フィリピン PBF比国ミニマム級王座決定戦
13 2018年1月27日 5R 2:54 KO ジェリー・トモグダン フィリピン GAB比国ミニマム級タイトルマッチ
14 2018年8月29日 12R 判定 0-3 ワンヒン・ミナヨーティン タイ WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
15 2018年12月8日 2R 2:38 KO ジェフリー・ガレロ フィリピン GAB防衛1
16 2019年9月7日 4R 終了 TKO サミュエル・サルバ フィリピン IBF世界ミニマム級王座決定戦
17 2020年2月1日 4R 負傷引分 ダニエル・バジャダレス メキシコ IBF防衛1
18 2021年2月27日 12R 判定 0-3 レネ・マーク・クアルト フィリピン IBF陥落
19 2022年2月6日 7R 負傷判定 0-2 レネ・マーク・クアルト フィリピン IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
20 2023年1月30日 3R 1:03 TKO パウエル・バラバ フィリピン
21 2023年12月28日 12R 判定 3-0 ジェイク・アンパロ フィリピン IBF世界ミニマム級挑戦者決定戦
22 2024年7月28日 9R 2:50 TKO 重岡銀次朗ワタナベ 日本 IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
23 2025年5月24日 12R 判定
1-2
重岡銀次朗ワタナベ 日本 IBF防衛1
テンプレート

獲得タイトル

  • PBF比国ミニマム級王座
  • PG&AB(フィリピンゲーム・アンド・アミューズメント委員会)ミニマム級王座
  • IBF世界ミニマム級王座(1期目: 防衛1、2期目: 防衛1)

脚注

  1. ^ Wanheng Menayothin outpoints Pedro Taduran to elevate record to 51-0”. ringtv.com (2018年8月29日). 2021年9月3日閲覧。
  2. ^ Wanheng Menayothin Passes Floyd Mayweather, Reaches 51-0 Boxing Scene.com 2018年8月29日
  3. ^ 51-0 Menayothin shatters Floyd’s 50-0 mark Fightnews.com 2018年8月29日
  4. ^ ワンヘンV10 メイウェザー超える51戦全勝マーク Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月29日
  5. ^ Pedro Taduran stops Samuel Salva in 4, wins vacant IBF 105 pound title”. ringtv.com (2019年9月7日). 2021年9月3日閲覧。
  6. ^ Pedro Taduran Retains Strawweight Belt, Bout With Daniel Valladares Ends In Technical Draw”. ringtv.com (2020年2月1日). 2022年4月24日閲覧。
  7. ^ Rene Mark Cuarto Outlasts Pedro Taduran To Win IBF Strawweight Title”. Boxing Scene.com (2021年2月27日). 2021年2月27日閲覧。
  8. ^ Pedro Taduran Expected To Defend IBF Strawweight Title Against Countryman Rene Cuarto”. ringtv.com (2020年11月10日). 2022年3月24日閲覧。
  9. ^ Rene Mark Cuarto Decisions Pedro Taduran Again, Retains IBF Strawweight Belt”. ringtv.com (2022年2月6日). 2022年3月24日閲覧。
  10. ^ Cuarto retains IBF world title after majority decision over Taduran”. spin.ph (2022年2月6日). 2022年2月6日閲覧。
  11. ^ ペドロ・タドゥラン、重岡銀次朗を9回TKOで破りIBF王座返り咲き 滋賀県でボクシング世界戦初開催”. スポーツ報知 (2024年7月28日). 2024年7月28日閲覧。
  12. ^ 重岡銀次朗、兄弟相次いでの王座陥落 TKOで敗れ3度目の防衛を果たせず【ボクシング】”. 中日スポーツ. 2024年7月28日閲覧。

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
ディージェイ・クリエル
IBF世界ミニマム級王者

2019年9月7日 - 2021年2月27日

次王者
レネ・マーク・クアルト
前王者
重岡銀次朗
IBF世界ミニマム級王者

2024年7月28日 - 現在

次王者
N/A



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