ベン・フランクリン (PX-15)とは? わかりやすく解説

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ベン・フランクリン (PX-15)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 19:55 UTC 版)

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ベン・フランクリン
バンクーバー海洋博物館で展示されるベン・フランクリン
基本情報
船種 潜水艇
経歴
進水 1968年
竣工 1968年
就航 1969年
処女航海 1969年
引退 1971年
現況 バンクーバー海洋博物館で保存
要目
搭載人員 乗員6名
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ベン・フランクリンは海洋調査に使用された潜水艇である。

概要

1969年7月14日ジャック・ピカールは潜水艇ベン・フランクリンを使い、フロリダ州パームビーチ沖の海流に乗って4週間以上潜水し、2,300キロメートル離れたメイン州沖にまで到達した[1]。出発したのはアポロ11号打ち上げの2日前であった。

乗組員は6名で、ジャック・ピカールがリーダーだった。スイス人エルウィン・エーベルソルド(Erwin Aebersold)はフランクリン号を作った時の主任助手であり、ピカール自身が操縦士として指名した。フランクリン号の製造にあたったメーカーのグラマンからはドン・カジミール(Don Kazimir)が選ばれた。アメリカ海軍海洋地形局(Oceanographic Office)からはフランク・バズビー(Frank Busby)が選ばれ、イギリス海軍からは音響学の専門家、ケン・ハイ(Ken Haigh)が選ばれた。もう一人はNASAの科学者チェット・メイ(Chet May)であり、閉鎖空間生活のスペシャリストだった。これは、当時のNASAマーシャル宇宙飛行センターの所長ヴェルナー・フォン・ブラウンが、閉鎖空間生活の調査の一環として乗り込ませたものであった。また、この計画は、サイエンスチャンネル (Science Channelの番組制作も目的としていた。この潜水艇は現在、カナダバンクーバーバンクーバー海洋博物館に収められている。

脚注

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  1. ^ Piccard 1971

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