ベアボウとは? わかりやすく解説

ベアボウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/21 01:26 UTC 版)

ベアボウをする人

ベアボウ(裸弓、Barebow)は、照準器などの補助装置を使わず原形に近い簡素なによる種目[1]

アーチェリーの中でも特に射手の技術と集中力が試される競技種目。同じアーチェリーの種目であるリカーブとの違いは、補助器具の有無である[1]。 リカーブでは、サイトなどの補助器具があるがベアボウにはない。そのため、引いたの先端を照準にする。 上記以外は、基本的にリカーブと同様である。

名前の由来

ベアボウを英訳すると、「bare bow」 bareは「裸の、剥き出しの」という意味で、補助器具がないため、日本語では裸弓とも呼ばれる[2]

一部サイトでは、クマ狩りで使われたから「bear bow」と、書かれているが間違いである。

ベアボウ専用の道具

  • ベアボウタブ
通常のタブとは違い、タブに切れ目がない[注 1]
  • ウェイト[注 2](ベアボウ用)

普通、一般的にウェイトはスタビライザーやサイドロッドに取り付けるが、場合によって本体に取り付ける場合がある。

ベアボウの歴史

1960年代になる前は、サイトクリッカーなどの補助器具が存在しないため、リカーブやベアボウといった種目が分けられておらず、"アーチェリー"で一括りされていた。そのため、ベアボウという種目が誕生したのは、1970年代である。 その後、世界大会種目追加、オリンピック種目追加を得て、アーチェリーの一般的種目になった。

脚注

出典・外部リンク

  1. ^ a b 公益社団法人全日本アーチェリー連盟”. 公益社団法人全日本アーチェリー連盟 ALL JAPAN ARCHERY FEDERATION. 2024年12月12日閲覧。
  2. ^ オリンピック競技のアーチェリーで使われる用語と英語表現の比較| Kimini英会話”. kimini.online (2024年9月10日). 2024年11月26日閲覧。

注釈

  1. ^ 切れ目がないのは、リカーブと違い、矢を人差し指と中指に挟む必要がないからである。
  2. ^ ホイット社のハンドル製品で、他社にはない独自システムになっている。

ベアボウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:24 UTC 版)

アーチェリー」の記事における「ベアボウ」の解説

リカーブボウ使用する弓は同じだが、弓の構成パーツハンドルリムだけと限られている。厳密に一定の直径の穴を弦を張らない弓が通り抜けられればよいので、小さな錘をハンドルにつけることは許されている。

※この「ベアボウ」の解説は、「アーチェリー」の解説の一部です。
「ベアボウ」を含む「アーチェリー」の記事については、「アーチェリー」の概要を参照ください。

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