危険な曲がり角 (数学)
(ブルバキの危険な曲り角 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 17:39 UTC 版)
数学における危険な曲がり角(きけんなまがりかど、フランス語: tournant dangereux, 英語: dangerous bend, U+2621 ☡ caution sign)は、フランスの数学者集団であるニコラ・ブルバキによって作られた、Z字型の急カーブの連続を表す道路標識を模した記号である。彼らが書いた数学書の余白に書かれ、一度読んだだけでは分かりにくい箇所や、特に難しい箇所であることを示すのに用いられる[2][注 2]。
注釈
- ^ 直訳に近い形では次のようになる:読者が誤解するおそれがあるいくつかの箇所は、読者を重大な誤りから防ぐようにされている。これらの箇所は欄外において記号 ☡(「危険な曲がり角」)によって注意される。
- ^ アーカイブサイトの例えば Livre VII : Ch. II, p. 90 (PDF p. 17).
出典
- ^ Théorie des ensembles, p. I-8, およびその日本語訳など。
- ^ Steven G. Krantz (2011), The Proof Is in the Pudding: The Changing Nature of Mathematical Proof, Springer, ISBN 0-387-48908-8, p. 92.
- ^ Donald Ervin Knuth (1984), The TeXbook, Addison-Wesley, ISBN 0-201-13448-9.
- ^ Donald Ervin Knuth (1986), The METAFONTbook, Addison-Wesley, ISBN 0-201-13445-4.
- ^ George J. Tourlakis (2003), Lectures in Logic and Set Theory, Volume 2: Set Theory, Cambridge University Press, ISBN 0-521-75374-0, p. xiv.
- ^ Gerard P. Michon (2012), Dangerous Bend Symbol, doubled and tripled, Numericana
- 1 危険な曲がり角 (数学)とは
- 2 危険な曲がり角 (数学)の概要
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