ブリン・フォーブスとは? わかりやすく解説

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ブリン・フォーブス

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 06:39 UTC 版)

ブリン・フォーブス
Bryn Forbes
ミシガン州立大学時代
(2014年)
フリーエージェント
ポジション PG / SG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1993-07-23) 1993年7月23日(31歳)
出身地 ミシガン州ランシング
身長 188cm (6 ft 2 in)
体重 88kg (194 lb)
ウィングスパン 196cm  (6 ft 5 in)
キャリア情報
高校 J・W・セクストン高等学校英語版
大学

クリーブランド州立大学

ミシガン州立大学
NBAドラフト 2016年 / ドラフト外
プロ選手期間 2016年–現在
経歴
2016-2020 サンアントニオ・スパーズ
2016-2017 オースティン・スパーズ
2020–2021 ミルウォーキー・バックス
2021–2022 サンアントニオ・スパーズ
2022 デンバー・ナゲッツ
2022-2023 ミネソタ・ティンバーウルブズ
受賞歴
  • NBAチャンピオン (2021)
  • オールビッグ10セカンドチーム (2016)
  • オールホライズンリーグセカンドチーム (2014)
  • ホライズンリーグ・ニューカマー・オブ・ザ・イヤー (2013)
  • ホライズンリーグ・オールニューカマーチーム (2013)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ブリン・フォーブスBryn Forbes, 1993年7月23日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州ランシング出身のプロバスケットボール選手。ポジションはコンボガード

来歴

ハイスクール

ランシング・サクソン・ハイスクールでプレーし、3年次には1試合平均、19.0得点、5.0リバウンド、3.0アシストを記録した。2016年のNBAドラフトシカゴ・ブルズに14位で指名され入団したデンゼル・バレンタインと共に2011年、2012年に州のクラスBタイトルを連続で獲得した[1]

カレッジ

2012年から2014年までクリーブランド州立大学、2014年から2016年までミシガン州立大学で、3ポイントショットを得意とするガードプレーヤーとして、同郷でハイスクールでもチームメイトだったデンゼル・バレンタイン[2]と共に活躍した。2016年3月2日に対ラトガース大学戦で11本の3ポイントを成功させ、チーム及びビッグ・テン・カンファレンス記録を作っている[3]。カレッジ4シーズン通算で、138試合に出場し、324本の3ポイントを43.5%の成功率で記録している[4]

サンアントニオ・スパーズ

2016–17シーズン 2016年のNBAドラフトでは指名を得られなかったが、2016年にサンアントニオ・スパーズの一員としてNBAサマーリーグに参加し、2016年7月14日、スパーズと契約を結んだ[5]。トレーニングキャンプ、プレシーズンゲームを経て、開幕ロースター入りを獲得した[6]。10月25日、開幕線での勝利となったゴールデンステート・ウォリアーズ戦に、ベンチから3分あまり出場しNBAデビューを果たした[7]。ルーキーシーズン序盤は、Dリーグオースティン・スパーズに度々アサインされ実戦経験を積み、序盤戦11試合に出場し平均23.3得点、3ポイント成功率41.4%を記録するなど、シューターとしての優れた才能を見せた[8]。2017年1月24日のトロント・ラプターズ戦に12分の出場で、得意とする3ポイント2本を含むキャリアハイとなる8得点を記録した[9]。 シーズン60勝を達成し、主力選手の故障と休養で、ローテーションメンバー8人で臨んだ4月7日のダラス・マーベリックス戦で、前半で22得点を記録し、1998年のティム・ダンカン以来となる新人でファーストハーフで20点以上を記録した。更に後半に5点を加え、この試合で9本中4本の3ポイントを決め27得点を記録し、6アシスト、3リバウンドを加えた成績を記録しダラスに勝利した[10]

2017–18シーズン 2017年7月、NBAサマーリーグのセカンドチームに選ばれた[11]。2017年11月3日、シャーロット・ホーネッツ戦で22得点を記録し[12]、11日のシカゴ・ブルズ戦でキャリア初のスターターとして出場し3本の3ポイントを含む13得点、3アシスト、2リバウンドを記録した[13]。スパーズで身長193cm以下でドラフト外の選手がスターターとなったのは、エイブリー・ジョンソンアンソニー・カーターに続く3人目となった[14]。またこのゲームでは、ミシガン州立大学のチームメートであるマット・コステロ、ブルズのデンゼル・バレンタインも同試合に出場した。

2018–19シーズン 2018年7月20日、スパーズと再契約した[15]。10月17日、シーズン開幕のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、ポイントガードでスターター出場し、11得点を記録した[16]。10月24には、インディアナ・ペイサーズ戦で、15得点を記録し、スパーズでは、1989年にモーリス・チークスが開幕から4試合連続で2桁得点を記録してから、トニー・パーカーが記録して以来のポイントガードとなった[17]。11月10日、ヒューストン・ロケッツ戦で13得点を記録し、開幕から11試合中の内、9試合で2桁得点を記録した。スパーズでは1998年にティム・ダンカンが10試合で2桁得点を記録したのに次ぐ記録である[18]。 12月11日、フェニックス・サンズ戦で、小学校から始めたバスケットボールのキャリアで初めてとなるダブルダブル(24得点、11リバウンド)を記録した[19]。 12月13日、125–87 で勝利したロサンゼルス・クリッパーズ戦で、デビューから出場150試合で、1000得点、150スリーポイントを記録し、スパーズではダニー・グリーンゲイリー・ニールの記録に並んだ[20]。 2019年3月、 通算250本のスリーポイントを記録した。スパーズで、 デビューから3シーズンで250本に到達したのはゲイリー・ニールダービス・バールタンズの2人[21]。レギュラーシーズンで自己最多でチーム最多となる176本のスリーポイントを記録した。

2019–20シーズン 2020年1月21日、ニューオーリンズ・ペリカンズ戦でファースト・ハーフで7本の3ポイントを成功し、自身の持っていたフランチャイズ記録6本を更新した[22]。6本の記録を持つのは、他にマヌ・ジノビリマルコ・ベリネッリダニー・グリーンの3選手。またこの試合で計8本を決めて、1997年チャック・パーソンズの9本に次ぐ記録を作った。

ミルウォーキー・バックス

2020年11月26日、ミルウォーキー・バックスと契約。プレーオフでマイアミ・ヒートとの第1ラウンドのゲーム4で、効率的なシュートで22得点を記録し、同じシリーズのゲーム2で記録したプレーオフキャリアハイ更新し、シリーズスイープを締めくくった試合で、ジミー・バトラーの得点を上回った。その後プレーオフを勝ち上がったバックスはフェニックス・サンズとの6試合で2021年のNBAファイナルに4勝2敗で勝利し、NBAチャンピオンになった。

スパーズ復帰

2021年8月25日に古巣のスパーズと契約した[23]

デンバー・ナゲッツ

2022年1月19日に3チーム間のトレードでデンバー・ナゲッツへ移籍した[24]

ミネソタ・ティンバーウルブズ

2022年7月11日にミネソタ・ティンバーウルブズと1年契約を結んだ[25]

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン  

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2016–17 SAS 36 0 7.9 .364 .321 .833 .6 .6 .0 .0 2.6
2017–18 80 12 19.0 .421 .390 .667 1.4 1.0 .4 .0 6.9
2018–19 82 81 28.0 .456 .426 .885 2.9 2.1 .5 .0 11.8
2019–20 63 62 25.1 .417 .388 .833 2.0 1.7 .5 .0 11.2
2020–21 MIL 70 10 19.3 .473 .452 .770 1.6 .6 .3 .0 10.0
Career 331 165 21.2 .440 .412 .795 1.8 1.3 .4 .0 9.1

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017 SAS 6 0 12.2 .286 .222 1.00 1.0 .5 .0 .2 3.3
2018 4 0 13.5 .294 .222 .714 .8 .5 .0 .0 4.3
2019 7 7 30.3 .482 .484 .667 3.6 1.0 .1 .1 10.7
2021 MIL 20 0 13.7 .411 .371 .750 1.4 .3 .1 .1 6.6
Career 37 7 16.5 .408 .377 .767 1.7 .5 .1 .1 6.6

カレッジ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 クリーブランド州立大学 32 18 28.3 .433 .389 .804 3.5 1.2 .8 .0 12.7
2013–14 32 32 34.4 .434 .424 .826 3.1 1.7 .8 .0 15.6
2014–15 ミシガン州立大学 39 24 26.2 .447 .427 .808 1.4 1.0 .6 .1 8.5
2015–16 35 34 28.1 .481 .481 .840 2.1 1.5 .4 .0 14.4
Career 138 108 29.1 .449 .435 .821 2.5 1.3 .6 .1 12.6

家族

父はブランドン、母はスー[26]。ブリンには2人の子供がいる。[27]

脚注

  1. ^ BRYN FORBES bio”. msuspartans.com (2016年). 2017年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月21日閲覧。
  2. ^ Valentine selected by Bulls with 14th pick
  3. ^ Rexrode, Joe (2016年3月3日). “Michigan State 97, Rutgers 66: Bryn Forbes sets Big Ten record for 3s”. Freep.com. 2016年3月3日閲覧。
  4. ^ Bryn Forbes”. sports-reference.com (2017年1月25日). 2017年1月25日閲覧。
  5. ^ SPURS SIGN BRYN FORBES”. NBA.com (2016年7月14日). 2016年7月15日閲覧。
  6. ^ Kilbridge, Dan (2016年10月22日). “Former MSU sharpshooter Bryn Forbes makes Spurs roster”. LansingStateJournal.com. 2016年10月23日閲覧。
  7. ^ Leonard, Spurs spoil Durant's Warriors debut with blowout”. ESPN.com (2016年10月25日). 2016年10月29日閲覧。
  8. ^ “2016-17 NBA Assignments”. NBA.com. オリジナルの2015年9月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150906020056/http://dleague.nba.com/news/assignments/ 2016年11月20日閲覧。 
  9. ^ Wed, Jan 25, 2017 Stadium: Air Canada Centre”. Yahoo.sports (2017年1月24日). 2015年1月25日閲覧。
  10. ^ ボックススコア: SAS @ DAL”. NBA.com (2017年4月7日). 2017年4月8日閲覧。
  11. ^ Ward-Henninger, Colin (2017年7月18日). “2017 All-NBA Summer League teams: Lakers rookie Lonzo Ball earns MVP honors”. cbssports.com. 2017年11月3日閲覧。
  12. ^ Forbes scores 22 as Spurs beat Hornets 108-101”. ESPN.com (2017年11月3日). 2017年11月3日閲覧。
  13. ^ Bryn Forbes 2017-18 Game Log”. basketball-reference.com (2017年11月13日). 2017年11月14日閲覧。
  14. ^ Pau Gasol's 21 lead short-handed Spurs by Bulls, 133-94”. ESPN.com (2017年11月11日). 2017年11月11日閲覧。
  15. ^ SPURS RE-SIGN BRYN FORBES”. NBA.com (2018年7月20日). 2018年7月20日閲覧。
  16. ^ DeRozan leads Spurs past Wolves 112-108; Butler scores 23”. ESPN.com (2018年10月17日). 2018年10月17日閲覧。
  17. ^ Oladipo scores 21 as Pacers rout Spurs 116-96”. ESPN.com (2018年10月24日). 2018年10月24日閲覧。
  18. ^ Aldridge's double-double helps Spurs hold off Rockets 96-89”. ESPN.com (2018年11月10日). 2018年11月11日閲覧。
  19. ^ Forbes' double-double fuels Spurs by Suns 111-86”. ESPN.com (2018年12月11日). 2018年12月12日閲覧。
  20. ^ Spurs earn largest win of the season, beat Clippers 125-87”. ESPN.com (2018年12月13日). 2018年12月13日閲覧。
  21. ^ Spurs win eighth straight as Blazers lose McCollum to injury”. ESPN.com (2019年3月16日). 2019年3月17日閲覧。
  22. ^ Bryn Forbes sets Spurs franchise record with seven three-pointers in a half”. poundingtherock..com (2020年1月21日). 2020年1月22日閲覧。
  23. ^ SPURS SIGN BRYN FORBES” (英語). San Antonio Spurs (2021年8月25日). 2021年8月25日閲覧。
  24. ^ DENVER NUGGETS ACQUIRE BRYN FORBES IN THREE-TEAM TRADE”. www.nba.com. 2022年1月19日閲覧。
  25. ^ NBA Player transactions” (英語). NBA Stats. 2022年7月12日閲覧。
  26. ^ BRYN FORBES”. Michigan State (2016年3月19日). 2017年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月7日閲覧。
  27. ^ Couch: Valentine, Forbes find a new world in NBA”. lansingstatejournal.com (2016年12月24日). 2017年7月7日閲覧。

外部リンク




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