フレデリックスバーグ (装甲艦)とは? わかりやすく解説

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フレデリックスバーグ (装甲艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/10 23:17 UTC 版)

フレデリックスバーグ
基本情報
運用者  アメリカ連合国海軍
艦歴
起工 1862年
進水 1863年
就役 1864年3月
最期 1865年4月4日、鹵獲を免れるため自軍により破壊
要目
トン数 2,500トン
長さ 188 ft (57 m)
40 ft 3 in (12.27 m)
吃水 9 ft 6 in (2.90 m)
推進 蒸気機関
速力 5ノット (9.3 km/h)
航続距離 4160海里 / 80ノット
乗員 150人(士官・兵合計)
兵装 11 in (280 mm)滑腔砲 x 1
8 in (200 mm)施条砲 x 1
6.4 in (160 mm)施条砲 x 2
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CSS フレデリックスバーグ(CSS Fredericksburg)は、南北戦争中のアメリカ連合国海軍装甲艦フレデリックスバーグバージニア州の都市の名前だが、1862年には南軍が勝利したフレデリックスバーグの戦いが行われた場所である。

艦歴

フレデリックスバーグは、バージニア州リッチモンドで1862年から1863年にかけて建造された。リッチモンドで建造された装甲艦としては2隻目である。1863年10月には船体は完成し、兵器の搭載を待っていた。1864年3月、最終儀装のためにドルーリー断崖(Drewry's Bluff)に移動し、トーマス・ルーツ(Thomas R. Rootes)中佐が艦長となった。

フレデリックズバーグは、ジョン・ミッチェル(John K. Mitchell)代将を司令官とする南軍ジェームズ川艦隊所属の1隻として、1864年中頃から終戦までジェームズ川で任務に就いた。1864年6月21日、CSS バージニア2世(CSS Virginia II)および他の9隻とともに、トレント・リーチ(Trent's Reach)で北軍艦隊と戦ったが、交戦距離が離れていたため、双方共に損害は軽微であった[1]。同じような小競り合いが、8月、10月、翌年1月にも発生している。1864年4月3日に南軍がリッチモンドから撤退すると、フレデリックスバーグは南軍の手により破壊され、翌日には他の残存艦艇も破壊された。フレデリックスバーグは姉妹艦の約50ヤード上流に沈んでいる。残骸は水深6-15フィートの川底の泥の中に、流れと並行して横たわっている。

歴代艦長

歴代艦長は以下の通りである:[2]

  • トーマス・ルーツ中佐(1864年3月- 1864年12月)
  • フランシス・シェパード(Francis E. Shepperd)大尉(?- 1864年12月28日、1865年1月14日 - 1月25日)
  • アルフェウス・バーボット(Alphonse Barbot)。先任士官として艦長代理(1865年2月)

脚注

  1. ^ C.S.S. Fredericksburg
  2. ^ Coski (1996), John M. Capital Navy: The Men, Ships and Operations of the James River Squadron, Campbell, CA: Savas Woodbury Publishers. ISBN 1-882810-03-1.

参考資料

外部リンク


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