フォーマット文字列とは? わかりやすく解説

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printf

(フォーマット文字列 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 14:45 UTC 版)

printf(プリントエフ)は、C言語標準ライブラリに属し、ヘッダーファイル stdio.h で宣言されている関数である。引数で与えられた書式付きの文字列を、環境によって設定された標準出力 (stdout) に出力する。その機能は国際標準規格「ISO/IEC 9899:1999」(通称C99)および日本産業規格(旧称・日本工業規格)による翻訳「JIS X 3010:2003」においてprintf関数は,与えられた実引数の前にstdoutを実引数として付加したfprintf関数と等価とする。と規定されている (7.19.6.3)。


注釈

  1. ^ 実際のローカライズ作業では、gettext等によってメッセージカタログから文字列を得るようにコードを記述する。
  2. ^ 類似の順序指定可能な書式化機能を持つものとして、Windows APIFormatMessage()関数や、Microsoft Foundation ClassAfxFormatString2()関数、.NET FrameworkSystem.String.Format()メソッドなどが挙げられる。
  3. ^ 可変長引数では「既定の実引数拡張」により、float型の引数はdouble型へと変換されるため、本来はdoubleに対して修飾子を適用する必要はない。
  4. ^ 例えばLP64環境ではlong64ビットであり、仮にint64_t型の実引数に対して%ld書式を使用したとしてもほとんどの実装では期待通り動作する可能性が高いが、LLP64環境ではlong32ビットであり、int64_t型の実引数に対して%ld書式を使用すると未定義動作を引き起こす。また、long longは少なくとも64ビット以上の値を表現できることが保証されているが、int64_tと同じ型であるという保証はどこにもなく、int64_t型の実引数に対して%lld書式を使用した場合の動作はやはり未定義となる。同様に、intint32_tが同じ型であるという保証もない。
  5. ^ Microsoft Visual C++には非標準関数としてバッファサイズを受け取らないswprintfが存在するが、バージョン2005 (8.0) 以降では既定で無効化されており、非推奨となっている[3][4]

出典



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