フォッカー EIIIとは? わかりやすく解説

フォッカー E.III

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 00:33 UTC 版)

Fokker E.III
(1916年、ウィルトシャー
フォッカー E.III (博物館の展示レプリカ)

フォッカー E.IIIFokker E.III)は第一次世界大戦初期のドイツ戦闘機である。機銃同調装置を初めて搭載し、固定銃を装備して敵の航空機を撃墜する機体として量産された世界初の戦闘機[1]オランダ人技術者アントニー・フォッカーが設計したフォッカー アインデッカーシリーズの一種である[2]

歴史

1915年、フランス空軍のローラン・ギャロスモラーヌ・ソルニエ Lの中心線に固定銃を装備したことを受け、1915年6月ドイツは、プロペラ回転面内から射撃できる機銃同調装置を初めて搭載し、固定銃を装備して敵の航空機を撃墜する機体として、フォッカー E.IIIを量産した[1]

1916年初頭、ヴェルダンの戦いで当機を集中使用して一時は連合軍を圧倒した。この戦闘機を各国も見習うことになった[3]。連合軍側がニューポール 11などの新鋭機を投入するまで「フォッカーの懲罰」という言葉を生むほど活躍した[2]

諸元

  • 全長: 7.20 m[2]
  • 全高: 2.40 m
  • 全幅: 9.52 m[2]
  • 全備重量: 610 kg
  • 自重: 400 kg
  • エンジン: Oberursel U.I[2]ロータリーエンジン) 74 kW / 110 PS
  • 最高速度: 141 km/h[2]
  • 巡航速度: 120 km/h
  • 最高到達高度: 3,660 m
  • 航続距離: 220 km
  • 武装: MG 08/15 7.92 mm ×1または2

機体の外形はフランスのモラーヌ・ソルニエ H型のコピーであるが、胴体の構造はこの後フォッカー社の特徴になる鋼管溶接構造が採用されている。

脚注

  1. ^ a b 河野嘉之『図解戦闘機』新紀元社46頁、竹内修『戦闘機テクノロジー』アリアドネ企画9頁
  2. ^ a b c d e f 古田和輝『世界の戦闘機図鑑 1915-1945』株式会社ダイアプレス、2022年4月1日、34頁。 
  3. ^ 戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで57頁

関連項目


フォッカー E.III

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 19:54 UTC 版)

飛行機の歴史」の記事における「フォッカー E.III」の解説

初飛行1915年最大速度140 km/時。ドイツ初め戦闘機として設計した単葉機前方にある自機プロペラ銃弾当たらないようにする同調式機銃発射装置世界で初め装備した

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「フォッカー E.III」を含む「飛行機の歴史」の記事については、「飛行機の歴史」の概要を参照ください。

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