ピヴァ川 (モンテネグロ)とは? わかりやすく解説

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ピヴァ川 (モンテネグロ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 15:47 UTC 版)

ピヴァ川

所在
モンテネグロ
ボスニア・ヘルツェゴビナ
特性
水源  
 • 所在地 ゴリヤ山地
河口・合流先  
 • 所在地
ドリナ川
 • 座標
北緯43度20分54秒 東経18度50分23秒 / 北緯43.3484度 東経18.8396度 / 43.3484; 18.8396座標: 北緯43度20分54秒 東経18度50分23秒 / 北緯43.3484度 東経18.8396度 / 43.3484; 18.8396
延長 35 km (22 mi)
流域面積 1,784 km2 (689 sq mi)
流域
流路 ドリナ川サヴァ川ドナウ川黒海

ピヴァ川セルビア語: Пива)は、モンテネグロ国内とモンテネグロ・ボスニア・ヘルツェゴビナ国境を流れる河川である。ゴリヤ山地に端を発し、35kmを経てタラ川と合流してドリナ川に改名する。

流路

ムラティニェダム下流から望む橋梁
上記の橋梁から見た渓谷

源流はゴリヤ山地にあるシニャツ源泉(Сињац)である。この源泉は単にピヴァ川源泉と呼ばれる事もあり、位置的にはピヴァ修道院にほど近い。

1kmもしないうちにコマルニツァ川が合流してくる。この河川は上流に向かうとゴブヴィツァ川、トゥシナ川となるため、最後に合流するドリナ川と併せて、「五つの名前を持つ河川」などと呼ばれることもある。

ピヴァ川はその後ビオチ山、ヴォルヤク山、マグリッチ山等の合間を長さ33km、深さ1200mの渓谷を作りながら流下し、ムラティニェダムによって形成されたピヴァ湖に達する。ダムは高さ220m、湖も12.5km2あり、ダムの高さはヨーロッパ有数、湖の大きさも同国二位となっている。

その後も河川は北上を続け、シュチェパン・ポリェでタラ川と合流してドリナ川に改名する。最後の3kmはモンテネグロとボスニア・ヘルツェゴビナの国境になっている。

ピヴァ高地

ピヴァ川流域にはピヴスカ・ポヴルシュ(Pivska Površ, Пивска Површ)という石灰岩の高地がある。ドゥルミトルとマグリッチ山、レブルシュニク山に囲まれた地帯の事を指し、長さ55km、幅30km、標高は1200mから2159mに及んでいる。ピヴァ川がこの高地を東西に分割しており、西側をピヴスカ・ジュパ(Pivska Župa, Пивска Жупа)、東側をピヴスカ・プラニナ(Pivska Planina, Пивска Планина)と呼ぶ。人の居住は疎らで、主に牧羊が営まれている。

参考文献

  • Mala Prosvetina Enciklopedija, Third edition (1985); Prosveta; ISBN 86-07-00001-2
  • Jovan Đ. Marković (1990): Enciklopedijski geografski leksikon Jugoslavije; Svjetlost-Sarajevo; ISBN 86-01-02651-6



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