パンノニア海とは? わかりやすく解説

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パンノニア海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/29 14:02 UTC 版)

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中新世ごろのパンノニア海と現代の国境および都市

パンノニア海(パンノニアかい)は、現在中央ヨーロッパパンノニア平原と呼ばれる場所に存在した、浅い古代の海。パンノニア海は中新世から鮮新世にかけて存在していた。この期間にパンノニア盆地には3から4kmの海洋堆積物が堆積した。

パンノニア海は、中新世後期(約1000万年前)に分裂したパラテチス海の一部であった。パラテチス海は現在のロナ湾、バイエルンウィーン盆地の場所で地中海とつながっていた。

漸新世ルペリアンのパラテチス海と現代の海岸線

パンノニア海は鉄門ワラキア黒海盆地にあった別の海とつながっていた。最大時にはパンノニア海はセルビア南部まで広がっており、現在のモラヴァ川渓谷に位置したパンノニア海の湾は Grdelica Gulch や Vranje Depressionま で伸び、プレシェヴォ渓谷を経由してエーゲ海とつながっていた。

パンノニア海はおよそ900万年間存在した。最後の場所は更新世中期、およそ60万年前に消滅した。パンノニア海の水は現在のドナウ川鉄門から流れ出し、後に広大なパンノニア平原を残した。

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