バニリル基とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > バニリル基の意味・解説 

バニリル基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 06:27 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
バニリル基

有機化学においてバニリル(vanillyl)基は官能基の一つである。バニリル基を含む化合物バニロイド類と呼ばれ、バニリンバニリン酸カプサイシンバニリルマンデル酸(VMA)などがある。

バニロイドの多く、特にカプサイシンは、TRPV1英語版受容体に結合する。TRPV1はイオンチャネルであり自然状態では高温や酸性pHといった不快な刺激に応答する[1]。この作用はトウガラシを食べた後に経験する焼け付くような感覚の原因である。

食品工業以外では、ノニバミド英語版といったバニロイドがトウガラシスプレーに使用されている。

TRPV1に作用するその他のバニロイドにはレシニフェラトキシンやオルバニルがある。

脚注

  1. ^ Pingle, SC; Matta, JA; Ahern, GP (2007). “Capsaicin receptor: TRPV1 a promiscuous TRP channel”. Handb. Exp. Pharmacol. 179: 155-71. doi:10.1007/978-3-540-34891-7_9. ISBN 978-3-540-34889-4. PMID 17217056. 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「バニリル基」の関連用語

バニリル基のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バニリル基のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバニリル基 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS