ノック (メイヨー県)とは? わかりやすく解説

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ノック (メイヨー県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/28 09:02 UTC 版)

ノック
Knock

Cnoc Mhuire
ノック
Knock
座標:北緯53度47分00秒 西経8度55分00秒 / 北緯53.7833度 西経8.91667度 / 53.7833; -8.91667座標: 北緯53度47分00秒 西経8度55分00秒 / 北緯53.7833度 西経8.91667度 / 53.7833; -8.91667
 アイルランド
地方 コノート
メイヨー県
標高
78 m
人口
(2016年)[1]
 • 合計 972人
等時帯 UTC+0 (WET)
 • 夏時間 UTC-1 (IST (WEST))
Eircode
F12
Irish Grid Reference M396818

ノック[2][3]アイルランド語: An Cnoc英語: Knock)はアイルランドメイヨー県にある小さな町で[4]1879年8月21日聖ヨセフおよび聖ヨハネ、そして聖母マリアが人々の前に現れたという伝承で知られる。クノックとも表記される[5]

信仰

20世紀にはルルドファティマと並んでヨーロッパにおける聖母マリアゆかりの地として多くの巡礼者を集めることになった。現在でも毎年150万人もの巡礼者がこの地を訪れる。聖母マリアへの強い信心を持っていたローマ教皇ヨハネ・パウロ2世1979年に公式訪問している。

地名

Cnocは「丘」を意味し、今は特にCnoc Mhuire ノック・ヴイラ、「聖母マリアの丘」として一般に知られた。2000年代に入り、ノックを示す道路名は一般的に使われているCnoc Mhuireでなく、アイルランド語訳をAn Cnocが用いられるようになった。アイルランドの地名委員会はAn Cnocの方が歴史的にも正しいと主張している。ノックはアイルランド語が話されていたゲールタハトの外に位置するが、アイルランド語がより広範な地域で用いられた時代、町はAn Cnocと呼ばれていたようである。1920年代1930年代になってCnoc Mhuireという名前が巡礼地として有名になった。呼び方の問題はアイルランド議会でも議論されるほどになり、結果的に俗称のCnoc Mhuireの使用は認められたが、地名のアイルランド語訳にCnoc Mhuireを使用する事には制限がもうけられた。

脚注

  1. ^ Census 2016 Sapmap Area: Settlements Knock”. Central Statistics Office (Ireland). 2018年7月19日閲覧。
  2. ^ ノック(Knock)」『デジタル大辞泉小学館コトバンク。2023年3月19日閲覧。
  3. ^ 教皇、5月31日に平和を願うロザリオの祈りカトリック中央協議会(2022年5月27日)。2023年3月28日閲覧。
  4. ^ アンソニー・テイラー『世界の聖地バイブル : パワースポット&スピリチュアルスポットのガイド決定版』ガイアブックス、産調出版、280ページ、2011年、ISBN 978-4-88282-780-1
  5. ^ 教皇、アイルランドの聖母巡礼地クノックへ」バチカンニュース(2018年8月26日)。2023年3月28日閲覧。

関連項目

外部リンク




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