ニュートンの円盤とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニュートンの円盤の意味・解説 

ニュートンの円盤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/27 02:26 UTC 版)

円盤を中心で7区分し着色したもの。

ニュートンの円盤(ニュートンのえんばん、: Newton disc)は、アイザック・ニュートンが考案した、7色で塗り分けた円盤のことである。この円盤は高速で回転しているときに限って白色に見える[1]

これによってアイザック・ニュートンは、白色光で見られる7色の組み合わせから成ることを実証した。ニュートンの円盤は異なった7色で円盤を着色することで作ることができる。また、光の三原色である、だけでも同様の効果を得ることができ、これらは残像効果によって生じる[2][3]。この発見は、光は無色などではなく、混ざりあうことで白色へと薄れていき、それが人間には無色に見えるのだと示す[3]こととなり、白色光が全ての可視光線から構成されることを証明された[1]

円盤の中心に棒を刺し、独楽にしたものもあり、日本ではニュートンの7色独楽などと呼ばれている。

出典

  1. ^ a b John Avison (2014). The world of physics. Nelson Thornes. p. 31. ISBN 9780174387336. https://books.google.co.jp/books?id=DojwZzKAvN8C&pg=PA31. 
  2. ^ Thomas B. Greenslade, Jr.. “Newton's Color Wheel”. Instruments for Natural Philosophy. Kenyon College. 2016年12月22日閲覧。
  3. ^ a b Rajesh Kumar; Poonam Srivastava; Sapna Khurana. Saraswati science. Saraswati House Pvt. p. 164. ISBN 9789351991724. https://books.google.co.jp/books?id=VZVADAAAQBAJ&pg=PA164. 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ニュートンの円盤のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニュートンの円盤のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニュートンの円盤 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS