ナミュール家

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ナミュール家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/04/30 04:07 UTC 版)

ナミュール家（フランス語：Maison de Namur）は、ナミュール伯領を最初に領した貴族の一族。ベランジェ家ともいわれる。

歴史

ナミュール家は1136年、ルクセンブルク伯コンラート1世の娘エルメジンデとの婚姻を通して、ルクセンブルク伯領を手に入れた。さらに同家はデュルビュイ伯領およびラ・ロッシュ伯領も相続により手に入れた。

1247年、最後の女伯エルメジンデの死去により同家は断絶、所領の大半はリンブルフ公家に継承されたが、ナミュールのみは1199年7月26日のディナン条約によりエノー伯家に継承された。

系図

ナミュール伯

ベランジェ

エノー伯レニエ1世の娘

ロベール1世 ナミュール伯

エルメンガルド （ロートリンゲン公オットー娘）

アデライード （エルマンガルド） （下ロレーヌ公シャルル娘）

アルベール1世 ナミュール伯

ジルベール

ラトボド

ロベール2世 ナミュール伯

アルベール2世 ナミュール伯

レゲリンド （ロートリンゲン公ゴツェロ1世娘）

フリードリヒ 下ロートリンゲン公

イダ （ザクセン公ベルンハルト2世娘）

アルベール3世 ナミュール伯

アルデンヌ＝ルクセンブルク家

アンリ1世 デュルビュイ伯 （下図）

エドウィジュ ＝ロレーヌ公ジェラール

シビーユ （シャトー＝ポルシアン伯ロジェ娘）

ジョフロワ1世 ナミュール伯

エルメジンデ （ルクセンブルク伯コンラート1世娘）

アンリ1世 ラ・ロッシュ伯 （下図）

フレデリック リエージュ司教

アルベール ヤッファ伯

マビーユ （ヤッファ伯ユーグ1世・デュ・ピュイゼ寡婦）

アリックス ＝シニー伯オトン2世

エリザベート ＝ルテル伯ジェルヴェ

フランドリーヌ ＝ユーグ・デピノワ

アルベール

アンリ1世 ナミュール伯 ルクセンブルク伯 （ハインリヒ4世）

クレマンス ＝ツェーリンゲン公コンラート1世

アリックス

ボードゥアン4世 エノー伯

ベアトリス ＝ルテル伯イティエ

ティボー1世 バル伯

エルメジンデ ルクセンブルク女伯

ヴァルラム3世 リンブルフ公

ボードゥアン5世 エノー伯 ナミュール侯

リンブルク＝ルクセンブルク家 （ルクセンブルク伯）

エノー伯家 （ナミュール侯）

デュルビュイ伯

アンリ1世 デュルビュイ伯

ジョフロワ (1124以前没) デュルビュイ伯

アリックス （グランプレ伯アンリ1世娘）

リシャール (1171没) ヴェルダン司教

アンリ2世 (1147没) デュルビュイ伯

アリックス 修道女

ラ・ロッシュ伯

アンリ1世 (1138以前没) ラ・ロッシュ伯 スタヴロとマルメディのフォークト

マティルド （リンブルフ伯ハインリヒ1世娘）

ジョフロワ ラ・ロッシュ伯

アンリ2世 (1153以前没) ラ・ロッシュ伯

フレデリック (1174没) ティール大司教

マティルド 1＝ティエリー・ド・ヴァルクール 2＝ニコラ・ダヴェーヌ

ベアトリス ＝ヘルハルト・ファン・ブレダ

参考文献

• Felix Rousseau: Actes de comtes de Namur de la première race 946/1146, Brüssel 1936
• Detlev Schwennicke: Europäische Stammtafeln, Band VII (1979) Tafel 68