ナタリー・クックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ナタリー・クックの意味・解説 

ナタリー・クック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/19 01:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ナタリー・クック
Natalie Cook
基本情報
国籍 オーストラリア
生年月日 (1975-01-19) 1975年1月19日(45歳)
出身地 クイーンズランド州タウンズビル
ラテン文字 Natalie Cook
身長 181cm
体重 73kg
 
獲得メダル
女子ビーチバレー
オーストラリア
1996 アトランタ
2000 シドニー
テンプレートを表示

ナタリー・ルイーズ・クック OAM[1](Natalie Louise Cook、女性、1975年1月19日 - )は、オーストラリアビーチバレー選手。シドニーオリンピックビーチバレー競技金メダリスト。

来歴

クイーンズランド州タウンズビル出身。高校はブリスベン郊外にあるコリンダ州立高校に入学し、卒業時には学業及びスポーツ成績優秀者に贈られるDUXの称号を得ている[2]。医療系大学に進むと同時にバレーボールチームにも加わり、1992年には主将としてオーストラリアジュニアチームを率いている。1993年にビーチバレーを始め、1994年には医学の道を断念しプロビーチバレーボーラーに転向した[2]

ビーチバレー競技は1996年アトランタオリンピックで正式競技として初採用された。クックとケリー・ポットハーストはペアを組んで参加し銅メダルを獲得している。同年、二人はビーチバレー世界選手権でも銀メダルを獲得し、日本で開催されたワールドツアーイベントのために来日している。その後二人はペアを解消し、2000年までペアを組むことはなかった。

地元開催となった2000年シドニーオリンピックでは、再びポットハーストとペアを組み、金メダルに輝いた。この殊勲に対し二人は、OAM(オーストラリア勲章英語版)を受章する栄誉に浴した[2]。また二人はFIVBが制定した「Federation Internationale de Volleyball(英語版)」に選出されている。オリンピック後にポットハーストは現役引退を表明し、クックは新たにニコル・サンダーソン英語版をパートナーとしている。2003年にリオデジャネイロで開催された世界選手権では銅メダルに輝き、FIVBランキング4位をキープした。その後、2004年アテネオリンピック代表に選出された。大会では好調な出だしを切ったが、ブラジルペアとアメリカ合衆国ペアに敗れて結局4位となりメダルを逸した。2008年北京オリンピックでは、Tamsin Barnett(英語版)をパートナーとして5位、更に2012年ロンドンオリンピックでは19位に沈み、五度目のオリンピックに幕を降ろした[3]

2013年にバレーボール殿堂入りの栄に浴している[4]

私生活

2008年、カナダ人でビーチバレー選手のサラ・マックスウェルとカナダで結婚した(2008年当時オーストラリアでは同性結婚が認められていなかったため)[5]。現在はブリスベンに居住している[6]。加えて講演活動をこなし、ビーチバレー関連事業にも進出している。

著書

  • 『Go Girl!』 2001年9月出版[2]

脚注

  1. ^ OAMは、オーストラリア勲章メダル受章者に贈られる称号(英語版も参照のこと)
  2. ^ a b c d Beach Volleyball Database. “Natalie Cook”. 2014年10月17日閲覧。
  3. ^ London Olympics: Tearful Cook bows out of fifth Games”. 2012年8月2日閲覧。
  4. ^ Volleyball Hall of Fame. “Natalie Cook - Australia”. 2014年10月17日閲覧。
  5. ^ Buzinski, Jim (2008年12月2日). “Beach volleyball players get married Down Under”. Outsports. 2018年4月5日閲覧。
  6. ^ Gold medallist Natalie Cook marries Sarah Marshall, (30 November 2008), http://www.news.com.au/couriermail/story/0,23739,24730167-5012980,00.html 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ナタリー・クック」の関連用語

ナタリー・クックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ナタリー・クックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのナタリー・クック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS