ドホークSCとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ドホークSCの意味・解説 

ドホークSC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 05:37 UTC 版)

ドホークSC
原語表記 Dohuk Sports club
愛称 山の鷹(صقور الجبال
鷹(صقور
創設 1970年
所属リーグ イラク・プレミアリーグ
ホームスタジアム ドホーク・スタジアム
収容人数 25,000
代表者 Saeed Ahmed
監督 Fajr Ibrahim
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ドホークSC英語: Dohuk Sports Clubアラビア語: نادي دهوك‎、クルド語: یانه‌یا وه‌رزشی یا دهوکێ)はイラククルディスタン地域ドホーク県の都市ドホークを本拠地とするスポーツクラブである。2013年現在、ドホークSCのサッカー部門は国内最上位リーグであるイラク・プレミアリーグに所属している。ドホークSCは1970年にサッカー部門のみを抱えるスポーツクラブとして設立された。サッカー部門以外にバスケットボール部門も保有しており、こちらはイラク・ディヴィジョン1バスケットボールリーグ英語版に所属している。

歴史

ドホークSC(当時はドホークFC)は1970年12月14日に市内の3つのサッカーチームが参加することで設立された。

1974-75シーズンまで地方のサッカーリーグに所属していたドホークFCはイラク国内のクルド人の権利を守るための闘争を支援するためにクラブの活動を中止することを決断した。1976年、ドホークFCはイラクの3部リーグに再び参加、1978年から1990年まで2部リーグに所属した後の1990-91シーズンは国内の暴動のためリーグに参加しなかった。1992-93シーズンに再び復帰したものの4部リーグからの参加を余儀なくされた。翌シーズンに3部リーグに昇格、1993-94シーズンも2期連続で昇格を決めて1994-95は2部リーグで戦った。このシーズン、ドホークFCは2部リーグで優勝を達成、1995-96シーズンは1部リーグ(プレミアリーグの下部リーグ、実質2部リーグ)へと昇格を果たした。ドホークは1996-97シーズンに1部リーグに残留、1997-98シーズンに優勝を達成しクラブの歴史を通じて初めて国内最上位リーグであるイラク・プレミアリーグへの昇格を果たした。 1998-99シーズン以降、ドホークSCは長年に渡り時折優勝争いに顔を出す中堅クラブとして知られていたが、イラク戦争勃発後、首都のバグダードは戦争や戦争後の治安の悪化による影響を大きく受け、バグダードを本拠地とするクラブが軒並み成績が下降する中で入れ替わるように成績が上昇、国内では優勝を争うクラブとして台頭した。ドホークSCは2009-10シーズンに国内リーグで初優勝を達成した。2011-12シーズンは国内リーグを2位で終え、アジアサッカー連盟(AFC)の国際大会であるAFCカップの出場権を獲得した。初めて参加した2011年のAFCカップでは準々決勝まで進出した[1]

オフィシャルスポンサー

  • Korek Telecom: 2009/2010
  • Newroz Telecom: 2012/2013

スタジアム

ドホーク・スタジアムはドホークSCがホームスタジアムとして使用している多目的スタジアムである。当初このスタジアムの収容人数は10,000人であったが、改修工事が行われ25,000人を収容可能になり、ドホーク・スタジアムは国内有数の規模のスタジアムとなった。ドホーク・スタジアムは1992年に建設された。

ライバル

ドホークSCのファンはザホFCとアルビールSCを彼らのライバルとみなしている。ザホFCはクラブ創設初期からのライバルであるが、ザホFCは2部リーグに降格したこともあったため今ではそれほどライバル意識は高くない。しかし、ザホFCが1部リーグに戻ってきたことで再びライバル意識が生まれるようになっている。アルビールSCとドホークSCは同じクルディスタン地域に本拠地を置くクラブであり、イラク・プレミアリーグでも優勝をかけて争っているため非常にライバル意識が高い。近年ではスタジアム内で暴動などの騒ぎが起きることは減っているものの、ライバル意識の高さは続いている。

ロゴと愛称

ドホークSCのロゴはがサッカーボールを掴んでいるデザインの下にオリンピックシンボルがあしらわれたものであり、ロゴ上部にはクルド語یانه‌یا دهوک یا وه‌رزشی(ドホーク・スポーツクラブ)と記されている。ドホークSCの愛称は山の鷹(صقور الجبال)である。

キット

ドホークSCのホームユニフォームは黄色と青である。伝統的に、黄色は必ずホームユニフォームの色に取り入れられており、アウェーのユニフォームには青と白が取り入れられている。ドホークSCは黄色と青をクラブカラーとしている。

クラブカラー

過去のユニフォーム

歴代監督

  • Namat Mahmoud
  • Hamid Mahmoud
  • Hussain Hassan
  • Ameer Abdul-Aziz
  • Rasan Bunian
  • Nadhim Shaker (1996–97), (2004–05)
  • Hadi Mutansh

  • Mohammed Tabra
  • Natiq Hashim
  • Faisal Aziz
  • Basim Qasim (2009–10)
  • Shaker Mahmoud
  • Kadhim Mutashar
  • Akram Ahmad Salman

歴代所属選手

近年の成績

シーズン 順位 ACL AFCC FA CUP
2000-01 5 16 9 3 4 24 14 55
2001-02 7 38 19 13 6 61 38 70
2002-03 戦争のため中止
2003-04 戦争のため中止
2004-05 2回戦敗退 19 9 6 5 25 16
2005-06 2回戦敗退 19 6 6 4 13 10
2006-07 2回戦敗退 17 6 6 5 18 21
2007-08 準決勝 22 14 6 2 22 9
2008-09 3位 27 19 7 1 48 11
2009-10 1 41 25 8 8 72 28
2010-11 6 26 12 4 10 36 28 準々決勝
2011-12 2 38 21 13 4 57 21 76
2012-13 1 8 5 3 0 15 6 18
  • 2004/05シーズンより、大会方式がリーグ方式からリーグ+ノックアウト方式へと変更になった。
  • 2011/12シーズンより、大会方式がリーグ方式へと戻された。

スタッフ

氏名 役職
Jamal Ali 監督
Khaled Mohammed アシスタントコーチ
Marcillom Margalo フィジカルコーチ
Abbas Obeid アシスタントコーチ
Kawa Ibrahim GKコーチ
Nabi Korvan 療法士
役職 氏名 国籍
会長 Saeed Ahmed
秘書 / スーパーバイザー Hajji Hussein
ディレクター D. Mohamed Said Mohamed
主任 Younis Hussein

獲得タイトル

2009–10
2011:準々決勝
2013:ラウンド16

脚注

  1. ^ Duhok : Dates & results 2010/2011”. worldfootball.net. 2013年6月14日閲覧。

外部リンク




このページでは「ウィキペディア」からドホークSCを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からドホークSCを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からドホークSC を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドホークSC」の関連用語

ドホークSCのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドホークSCのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのドホークSC (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS