ドウドウセンとは? わかりやすく解説

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ドウドウセン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 05:13 UTC 版)

ドウドウセン
所在地 群馬県みなかみ町谷川連峰赤谷川
位置 北緯36度48分19秒 東経138度53分00秒 / 北緯36.80528度 東経138.88333度 / 36.80528; 138.88333
落差 100 m
プロジェクト 地形
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ドウドウセン(どうどうせん)は、群馬県利根郡みなかみ町谷川連峰赤谷川にある。総落差は約100m。

概要

谷川連峰万太郎山南面の赤谷川本流に掛かる連瀑で、7段の総落差は約100m[1]。両岸の幅が3メートルほどのゴルジュが直角に左に折れた先にあり、ドウドウセンという名前は滝は見えないのにドウドウという音だけが聞こえることに由来している[2]。ドウドウセンのすぐ下流には裏越ノセンという6段70mの大滝がかかる[3]。1981年に東京大学スキー山岳部パーティがドウドウセンが全7段であることを解明した[4]。2002年版より古い国土地理院1:25,000地形図では実際の位置よりも500mほど上流にドウドウセンの記載があり[5]、1999年に本図一統らがその間違いを指摘した[6]

登山史

  • 1938年9月、上田哲農らが赤谷川を遡行しているが、ドウドウセンは高巻いている[2]
  • 1981年8月、東京大学スキー山岳部の永田東一郎と名久井恒司がドウドウセンを下降し、全7段であることを解明した[4][7]
  • 1999年8-9月、ACCJ茨城の本図一統らが裏越ノセンとドウドウセンをほぼ水線通しに登攀した[3]

出典

  1. ^ 成瀬陽一『俺は沢ヤだ!』東京新聞出版局、2009年3月16日。ISBN 9784808309145 
  2. ^ a b 上田哲農「赤谷川遊記」『アルプ』91号、創文社、1965年9月、27-33頁。 
  3. ^ a b 本図一統「クロニクル - 谷川岳南面 赤谷川本谷・裏越ノセンとドウドウセンの登攀」『岳人』630号、東京新聞、1999年12月、64-65,116-118。 
  4. ^ a b 永田東一郎「謎の大滝を探る - '81年夏の谷川岳・赤谷川本流ドウドウセン探検」『山と溪谷』537号、山と溪谷社、1982年2月、146-148頁。 
  5. ^ 国土地理院 (1 October 1992). "1:25,000水上" (Map). 1:25,000地形図 (1992年 ed.). 1:25,000. 茨城県: 国土地理院.
  6. ^ 本図一統「赤谷川の謎 - ドウドウセンの位置を探る」『岳人』625号、東京新聞、1999年7月、120-121頁。 
  7. ^ 名久井恒司「谷川南面の"幻の大滝"を探る - 赤谷川ドウドウセン探検」『岳人』414号、東京新聞、1981年12月、54-55頁。 

座標: 北緯36度48分19秒 東経138度53分00秒 / 北緯36.80528度 東経138.88333度 / 36.80528; 138.88333




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