トリプル複合発電
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:20 UTC 版)
ガスタービン・コンバインドサイクル発電と固体酸化物燃料電池(SOFC)を組み合わせた複合発電方式である。天然ガスを燃料とした場合の発電端熱効率は66%(HHV)に達する。石炭ガス化複合発電(IGCC)と組み合わせたものは特に石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC:Integrated coal Gasification Fuel Cell combined cycle)と呼ばれる。IGFCは究極の高効率石炭火力発電方式と言われ、現状の石炭火力発電(汽力発電方式)を大きく上回る発電端熱効率(HHVで55%程度)が期待でき、石炭資源のより効率的な利用が可能となる。2021年度より大崎発電所にて実証試験プラントでの試験が計画されている。
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