トム・ケリー (ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

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トム・ケリー (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 20:50 UTC 版)

トム・ケリー
Tom Kelly
ASCAPコンサートでのトム・ケリー(2011年)[1]
基本情報
出生名 Thomas F. Kelly
生誕 (1952-04-16) 1952年4月16日(70歳)
出身地 アメリカ合衆国 インディアナ州
ジャンル ロック
職業 ミュージシャン、ソングライター
担当楽器 ギター、ベース、ボーカル

トム・ケリーTom Kelly1952年4月16日 - )は、ビリー・スタインバーグ英語版との作曲におけるパートナーシップで最もよく知られているアメリカ合衆国のミュージシャンである。スタインバーグとケリーは、1980年代のBillboard Hot 100チャートにおける5曲のナンバーワン・シングルを含む、ポピュラー・ミュージック・アーティスト向けに数多くのヒット曲を共同で作曲した。

初期の経歴

ケリーはもともとインディアナ州出身で、1963年から1966年までイリノイ州エフィンガムで生活した後、インディアナ州ウェストラファイエットに戻り、1967年にウェストラファイエット高校を卒業した[2][3]。ケリーは東イリノイ大学、南イリノイ大学カーボンデール校パデュー大学に通っていたが、音楽のキャリアを追求するために大学を中退した[2]。ベースを演奏し、1960年代後半から1970年代初頭にかけて、イリノイ州やインディアナ州のいくつかのバンドで歌った。これには、「Trifaris」「Gaping Huggers」「One Eyed Jacks」「Guild」といったバンドが含まれている[2][4]

1974年、ケリーは最初の妻と2人の子供とともにロサンゼルスに引っ越した。彼はダン・フォーゲルバーグのバックバンドで演奏し、フールズ・ゴールド (Fools Gold)と名乗りバンドの他のメンバーと協力して、1976年と1977年に2枚のアルバムをリリースした。1979年のワールドツアーにおいてバッキング・ボーカリストおよびリズム・ギタリストとしてTOTOに同行し、『TOTO IV〜聖なる剣〜』『アイソレーション』『ザ・セブンス・ワン〜第7の剣〜』という各アルバムでバックボーカルを歌った。1981年、パット・ベネターによる彼の最初のヒット曲「Fire and Ice」を書き上げた。これは彼女のアルバム『プレシャス・タイム』に収録されている。

ビリー・スタインバーグとのパートナーシップ

ケリーが1981年のパーティにてビリー・スタインバーグと出会った後、デュオとして一緒に曲を書くようになり、スタインバーグは作詞家、ケリーは主に作曲家を務めた。スタインバーグとケリーは、Billboard Hot 100チャートでナンバーワンとなったシングル5作をはじめ、さまざまなポピュラー・ミュージック・アーティストのために曲を書いた。2人はまた、アイ・テン (i-Ten)というグループ名義で活動し、1983年にアルバム『テイキング・ア・コールド・ルック』をリリースした。

スタインバーグとケリーが書いた注目すべき曲は次のとおり。

スタインバーグとケリーは、2011年にソングライターの殿堂入りを果たした[5]

その後の人生

REOスピードワゴンがケヴィン・クローニンとレコーディングした「涙のドリーム (In My Dreams)」をケリーは共同で作曲したが、1990年代半ばになると作詞作曲への熱意を失い、1998年に半引退した。2011年現在、シャーウッド・カントリー・クラブ近くのカリフォルニア州サウザンドオークスで生活しており、定期的にゴルフを楽しんでいる[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Padua, Pat (2011年5月12日). “Pic(s) of the Week: They Write the Songs Edition”. Library of Congress - In the Muse: Performing Arts Blog. http://blogs.loc.gov/music/2011/05/ascap/ 2013年12月4日閲覧。 
  2. ^ a b c d Grimes, Bill (2011年3月26日). “Into the Hall of Fame”. Effingham Daily News. オリジナルの2013年1月21日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20130121230438/http://effinghamdailynews.com/local/x1332406355/Into-the-Hall-of-Fame 2011年8月28日閲覧。 
  3. ^ Brouk, Tim (2011年6月30日). “Hitmaking West Lafayette grad honored for songwriting”. Journal & Courier 
  4. ^ The Great Hollywood Hangover: Champaign Part Two”. 2011年8月28日閲覧。
  5. ^ News - Songwriters Hall of Fame”. www.songhall.org. 2018年4月15日閲覧。

外部リンク



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