デキムス・ユニウス・ブルトゥス・カッライクス
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/09/30 04:45 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| デキムス・ユニウス・ブルトゥス・カッライクス Decimus Junius Brutus Callaicus |
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|---|---|
| 官職 | 法務官（紀元前141年）以前 執政官（紀元前138年） 前執政官（紀元前137年-136年） |
| 出身階級 | プレブス |
| 氏族 | ユニウス氏族 |
| 出生 | 紀元前180年頃 |
| 死亡 | 紀元前113年頃 |
| 指揮した戦争 | ルシタニア戦争 |
デキムス・ユニウス・ブルトゥス・カッライクス（ラテン語: Decimus Junius Brutus Callaicus (D. Junius M. f. M. n. Brutus)、 紀元前180年頃 - 紀元前113年頃）は、共和政ローマの元老院議員。
紀元前138年にプブリウス・コルネリウス・スキピオ・ナシカ・セラピオと共に執政官（コンスル）へ選出。ブルトゥスはルシタニア戦争の首謀者であったウィリアトゥスの死後、政治的に空白地帯となったヒスパニア西部へ兵を進め、現地民の反抗勢力を大いに破る。そしてオリッシポ（現在のリスボン）を築いて城砦とし、途上の村落を殲滅しながら北上した。ブルトゥスの軍は途中ドウロ川を越え、紀元前137年にはリマ川にまで到達した。ストラボンの記述によればブルトゥスの軍勢はミーニョ川にまで到達したという。この遠征によりローマはリマ川とミーニョ川に挟まれた地域を制圧する事ができた。
本格的な属州となるのは後年アウグストゥスの治世まで待たねばならなかったが、それでもイベリア半島の西部とガリシア地方はローマ軍のもとで治安が安静した。
この業績により元老院はブルトゥスに「カッライクス（＝ガッラエキアを制圧した者）」の称号を与えた。
紀元前113年にブルトゥスはプロコンスルとしてガイウス・マリウスとともにルシタニアに派兵、ルシタニア人部族相手に勝利した。
ブルトゥスの同名の子デキムスは紀元前77年に執政官を務め、同名の孫で「アルビヌス」と称されたデキムスはガイウス・ユリウス・カエサルの部下として活躍し、カエサル暗殺に関与したことで知られている。
関連項目
| 公職 | ||
|---|---|---|
| 先代： グナエウス・カルプルニウス・ピソ マルクス・ポピッリウス・ラエナス |
執政官 同僚：プブリウス・コルネリウス・スキピオ・ナシカ・セラピオ 紀元前138年 |
次代： マルクス・アエミリウス・レピドゥス・ポルキナ ガイウス・ホスティリウス・マンキヌス |
固有名詞の分類
| 共和政ローマの人物 |
マルクス・ファビウス・ブテオ コルネリウス・ネポス デキムス・ユニウス・ブルトゥス・カッライクス ガイウス・ポンティウス ガイウス・ウァレリウス・カトゥルス |
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