テーブルサンゴとは? わかりやすく解説

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テーブル‐さんご【テーブル××瑚】

読み方:てーぶるさんご

ミドリイシ科のサンゴのうち、テーブル状の群体をつくるもの。熱帯性海域外洋面してサンゴ礁をつくり、エビのすみかとなる。


テーブルサンゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/05 23:23 UTC 版)

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ミドリイシ属のテーブルサンゴ

テーブルサンゴ(テーブル珊瑚)は、イシサンゴ目ミドリイシ科英語版ミドリイシ属英語版サンゴのうち、テーブル状の群体をつくる種の総称である[1][2]。テーブルサンゴの群体形は、卓状テーブル状とも呼ばれる[3][4]

概要

テーブルサンゴは造礁サンゴのひとつで、熱帯性海域の外洋に面した外礁外縁にサンゴ礁を形成し、魚類や甲殻類のすみかとなる。代表的な種に、クシハダミドリイシ(Acropora pectinata)やエンタクミドリイシ(A. tumida)がある[1][2]

造礁サンゴの群体形による分類

造礁サンゴの群体形は、同じ種であっても群体にあたる光や波の強さなどにより異なり、特にミドリイシ科やハマサンゴ科では多様な群体形が見られる。群体形による分類としては、卓状(テーブル状)以外に以下のものがある[3]

  • 塊状 - 塊のようになった形状。典型的には半球形になる。
  • 散房花状(コリンボース状) - 基部から横向きに放射状に伸びた枝から、上向きにほぼ等間隔で同じ長さの枝が伸びた形状。ミドリイシ類に見られる。
  • 樹枝状(枝状) - 比較的細かく枝分かれした形状。
  • 被覆状 - 基盤を覆うような皮革状の形状。
  • 葉状 - 基盤から薄く幅広い葉が伸びたような形状。

脚注

  1. ^ a b テーブルサンゴ 日本大百科全書(コトバンク)
  2. ^ a b テーブル珊瑚 デジタル大辞泉(コトバンク)
  3. ^ a b 沖縄の港湾におけるサンゴ礁調査の手引き 沖縄総合事務局開発建設部・財団法人港湾空間高度化環境研究センター港湾・海域環境研究所、2007年3月
  4. ^ サンゴ礁Q&A 日本サンゴ礁学会


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