テレマコ・シニョリーニとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > テレマコ・シニョリーニの意味・解説 

テレマコ・シニョリーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/20 05:43 UTC 版)

テレマコ・シニョリーニ
Teelemaco Signorini
誕生日 1835年8月18日
出生地 イタリア,フィレンツェ
死没年 1901年2月10日
死没地 イタリア,フィレンツェ
運動・動向 マッキア派
テンプレートを表示

テレマコ・シニョリーニ(Teelemaco Signorini、1835年8月18日 - 1901年2月10日)はイタリアの写実主義の画家である。トスカーナ地方で活動した画家の集団、マッキア派の画家の一人である。

略歴

フィレンツェで生まれた。父親はトスカーナ大公国で風景画家として働いたGiovanni Signorini(1808-1864)である。1852年からフィレンツェの美術学校(Accademia di belle arti di Firenze)で学び始めるが、1854年には野外製作を初め、フィレンツェの芸術家たちのたまり場であった「カッフェ・ミケランジョロ」で、ジョヴァンニ・ファットーリシルヴェストロ・レーガらと付き合った。1859年にジュゼッペ・ガリバルディの進軍に参加し、5点の戦争画を描き画家として注目された。

1861年に初めてパリを訪れ、コローに会い、写実主義の画家クールベのスタイルの熱心な支持者となった。1862年にフィレンツェ近郊の町、Pergentinaなどで他のマッキア派の画家と作品を描いた。パリへは1868年と1872年にも訪れ、エドガー・ドガとも交流した。

マッキア派を代表する画家となり、画家のアドリアーノ・チェチオーニや美術評論家のマルテリ(Diego Martelli)らとともに、彼らの理念を表明する役割を担った。マルテリの著作の挿絵も描いた[1]フィレンツェやトリノ、ナポリ、ヴェネツィアなどの展覧会に出展した。1883年にAccademia di belle arti di Firenzeの教授に就任することを求められたが辞退した。1892年から、フィレンツェの上級学校 (Instituto Superiore di Belle Arti)で教えた。

作品

「河岸」(1864)
リオマッジョーレで語る人々(1893))
囚人たちの入浴

脚注

  1. ^ Artikel Martelli in Dizionario Biografico degli Italiani

参考文献

  • L. Vertova, Kindlers Malereilexikon, dtv 1982
  • E. Somaré Telemaco Signorini, Mailand 1926, Bergamo 1931
  • U. Ojetti Telemaco Signorini Mailand 1911, Rom 1930
  • Norma Broude The Macchiaioli: Italian Painters of the Nineteenth Century, Yale University Press 1987
  • E. Steingräber, G. Matteucci The Macchiaioli: Tuscan Painters of the Sunlight, Ausstellungskatalog, März/April 1984, New York: Stair Sainty Matthiesen Gallerie, in Zusammenarbeit mit Matthiesen, London.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「テレマコ・シニョリーニ」の関連用語

テレマコ・シニョリーニのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



テレマコ・シニョリーニのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのテレマコ・シニョリーニ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS