テレサ・ストラータスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > ミュージシャン > グラミー賞受賞者 > テレサ・ストラータスの意味・解説 

テレサ・ストラータス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 23:22 UTC 版)

テレサ・ストラータス(右)1984年

テレサ・ストラータスTeresa Stratas, 本名:Anastasia Stratakis, 1938年5月26日 - )は、カナダ出身のオペラ歌手(ソプラノ)。

トロント生まれのギリシャ系。欧州各地の歌劇場やメトロポリタン歌劇場で活躍。レコーディングや公演にも増して、多くのオペラ映画に主演した。60年代にやはり美貌で人気を集めたアンナ・モッフォと入れ替わるように70年代にピークを築く。モッフォや、ギリシャ系北米人として先達にあたるマリア・カラスらがイタリアオペラ中心だったのに対して、ドイツ系レパートリーを得意とした。映画形式で『サロメ』『アトランティスの皇帝』『小鳥売り』『パガニーニ』『ジュディッタ』『ロシアの皇太子』、『コシ・ファン・トゥッテ』(イタリア語)、ライブ映像で『ルル』、録音でカラヤン指揮の『メリー・ウィドウ』、クロンプホルツ指揮の『売られた花嫁』(ドイツ語訳詞版)、ブーレーズ指揮の『ルル』(上記ライブ映像の並行制作セッション)、クルト・ヴァイル歌曲集などを残しており、地の台詞でのドイツ語も流暢にこなした。他に、イタリアオペラでは『道化師』、『椿姫』、『ラ・ボエーム』、英語オペラで『アマールと夜の訪問者』などの映像がある。特に『椿姫』は多額の予算を投じて巨大セットをいくつも組んだ大作映画で、日本でも全国劇場公開された。喜劇ではコケティッシュな、悲劇では薄幸な雰囲気を漂わせ、人気を博した。

1981年にグラミー賞を受賞している。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「テレサ・ストラータス」の関連用語

テレサ・ストラータスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



テレサ・ストラータスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのテレサ・ストラータス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS