チャールズ・コーンウォリス (第3代コーンウォリス男爵)とは? わかりやすく解説

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チャールズ・コーンウォリス (第3代コーンウォリス男爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/08 05:33 UTC 版)

第3代コーンウォリス男爵チャールズ・コーンウォリス英語: Charles Cornwallis, 3rd Baron Cornwallis PC1655年12月28日(洗礼日) – 1698年4月29日)は、イングランド王国の貴族、政治家。

生涯

第2代コーンウォリス男爵チャールズ・コーンウォリスとマーガレット・プレイステッド(Margaret Playsted、1689年3月6日没、サー・トマス・プレイステッドの娘)の三男(長男と次男は早世)として生まれ、1655年12月28日にカルフォード英語版で洗礼を受けた[1]。1673年に国王乗馬衛兵隊に入隊した[1]

1673年4月13日に父が死去すると、コーンウォリス男爵の爵位を継承、1676年2月15日に貴族院議員に正式に就任した[1]。同1676年6月30日に故殺罪英語版の容疑で貴族院裁判英語版を受け、21対5で無罪判決が下された[1]。コーンウォリス男爵家はアイ選挙区英語版で1議席を支配していたが、3代コーンウォリス男爵は1679年3月イングランド総選挙英語版で2議席支配を目指して候補者を2人出した[2]。対立候補が1年分の収入を選挙につぎ込んだとも言われ、このときは選挙直前にコーンウォリス男爵の支持する候補2名が立候補を取りやめる結果になった[2]。同年9月の総選挙では同様の局面になったが、今度は選挙戦が最後まで戦われ、選管2名がそれぞれ異なる候補者2人の当選を宣告したのち、庶民院の裁定で1680年12月にコーンウォリス男爵の候補2名の当選が確定した[2]。1681年イングランド総選挙ではまたしても選管2名がそれぞれ異なる候補者2人の当選を宣告したが、議会が早々に解散したため、選挙申し立てが審議されることはなかった[2]

官職では1689年から1698年までサフォーク統監英語版を、1692年から1693年まで海軍卿英語版を務めたほか、1691年にイングランド枢密院英語版の枢密顧問官に任命された[1]。また、政治ではホイッグ党に属したという[1]

1698年4月29日に熱病で死去、5月5日に埋葬された[1]。息子チャールズが爵位を継承した[1]

家族

1673年12月27日、ウェストミンスター寺院でエリザベス・フォックス(1681年2月28日没、スティーブン・フォックス英語版の長女)と結婚[1]、下記の子女を儲けた。

  • チャールズ(1675年頃 – 1722年) - 第4代コーンウォリス男爵

1688年5月6日、初代バクルー女公爵アン・スコット(1651年 – 1732年)と再婚[1]、1男2女を儲けた[3][4]。3人の子供は全員スコット姓を称した[5][3]

  • アン(1690年没)
  • ジョージ(1692年 – 1693年)
  • イサベラ(1747年/1748年没)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, H. Arthur, eds. (1913). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Canonteign to Cutts) (英語). 3 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 453–454.
  2. ^ a b c d Watson, Paula (1983). "Eye". In Henning, B. D. (ed.). The House of Commons 1660-1690 (英語). The History of Parliament Trust. 2021年6月16日閲覧
  3. ^ a b Paul, James Balfour, Sir, ed. (1905). "SCOTT, DUKE OF BCCLEUCH". The Scots peerage (英語). 2. Edinburgh: David Douglas. pp. 237–240. 2011年10月3日閲覧
  4. ^ Douglas, Robert, Sir, bart., ed. (1764). "SCOT Duke of BUCCLEUGH". The peerage of Scotland (英語). Edinburgh: R. Fleming. pp. 103–104. 2011年10月3日閲覧
  5. ^ Cokayne, George Edward, ed. (1912). "BUCCLEUCH". The Complete Peerage (英語). 1 (1 ed.). London: The St. Catherine Press, ltd. pp. 366–367. 2011年10月3日閲覧
名誉職
先代
グラフトン公爵
サフォーク統監英語版
1689年 – 1698年
次代
コーンウォリス男爵
公職
先代
ペンブルック伯爵
海軍卿英語版
1692年 – 1693年
次代
フォークランド子爵英語版
イングランドの爵位
先代
チャールズ・コーンウォリス
コーンウォリス男爵
1673年 – 1698年
次代
チャールズ・コーンウォリス



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