チコ&ザ・ジプシーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/27 07:37 UTC 版)
チコ&ザ・ジプシーズ(Chico&The Gypsise)は、ジプシー・キングスを脱退したチコ・ブーチキーが結成したバンド。
メンバー
- チコ・ブーチキー (Chico Bouchikhi)/ギター、ボーカル
- ヨセフ・ゴーティエ (Joseph Gautier)/ボーカル、ギター
- モウニン (Mounin)/ギター、ボーカル
- ケマ (Kema)/ギター
- カッサカ (Kassaka)/ギター、ボーカル
- トニー・バレスター (Tony Ballester)/ベース
- エリック・ラフォン (Eric Lafont)/ドラム
- ホアン・ヴィセンテ (Juan Vicente)/ピアノ
- ピーウィー (Pee Wee)/ヴァイオリン
概要
バンドリーダーのチコ・ブーチキーは、1953年にフランスのアルルでモロッコ人の父と、アルジェリア人の母の間に生まれる。
ジプシー・キングスの創始者であるホセ・レイエスの娘との結婚で、レイエス・ファミリーの親族となる。 ジプシー・キングスの世界的成功の功労者であるプロデューサーのクロード・マルティネスの呼びかけでグループに加わると、 1990年に脱退するまでバンド・サウンドを進展させる鍵を握り、スポークスマンとしても大きく貢献した。
フリーランスになってからは、なお、急進派の本領を発揮し、新人グループや音楽フェスティバルをプロデュース。 同90年から始めた音楽祭「モザイク・ジタン」は、後にフランス文化相が国の公式イベントに認定。 そして1992年にチコ&ザ・ジプシーズを結成し、「Tengo Tento」をリリース。そこから約4年間、数多くのステージをこなし、1996年に「Vagabundo」を発表すると、20万枚を超えるセールスを記録。 続けて1998年に「Nomade」をリリース。 日本へはプロモーション来日を入れて、3度訪れ、滞日中にテレビにも出演するなどジプシー・キングス級の注目を集めた。 さらに国際的にも「UNESCO Artists for Peace(ユネスコ平和芸術家)」の名誉大使にも選任されることで、活動の場を大きく広げてきた。
その後、ライブアルバムを挟んでしばらく新録作品のリリースが途絶えるが、2005年にアンダルシアのルーツ・フラメンコをベースとし、ラテン・クロスオーバーの傑作「Freedom」を発表し、10万枚を超えるセールスを記録。 2008年「Suerte」をリリース。2011年、フランス・シャンソン界の大御所シャルル・アズナブールをゲストに迎えた”Chico&The Gypsies chantent CHARLES AZNABOUR”名義の作品。 2012年にはバンド結成20周年を記念して、上述のシャルル・アズナブールの他、多彩なゲストを迎えた”CHICO&GYPSIES&FRIENDS”をリリースし、フランスでは発売から2ヶ月で早くもプラチナ・ディスク獲得という大ヒットを記録。
外部リンク
- Chico&The Gypsise オフィシャルサイト
- チコ&ザ・ジプシーズのページへのリンク