チェコ語訳聖書とは? わかりやすく解説

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チェコ語訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 10:07 UTC 版)

『クラリッス聖書』第1巻(1579年)の内表紙

チェコ語訳聖書(チェコごやくせいしょ、英語: Bible translations into Czech)はキリスト教聖書チェコ語への翻訳を扱う。

歴史

1360年ラテン語ウルガータをもとにチェコ語への聖書全体の翻訳が初めて行われ、「ドレスデン聖書」と呼ばれた。この翻訳の写本は第一次世界大戦の間に失われてしまったが、これに続く他の多くのチェコ語訳は、このドレスデン聖書を踏襲して行われることとなった。なお、言語学的な観点から、それらは異なる分類がなされている。

1487年に、「Dlabačの新約聖書」と呼ばれるチェコ語の最初の新約聖書が出版された。Dlabačは1488年に「プラハの聖書」と呼ばれるチェコで最初の完全な聖書を印刷している。1501年以前に印刷されたチェコ語聖書はもう一つ存在し、それは1489年に印刷された「Kutná Hora聖書」である。これらのチェコ語訳聖書はウルガータから翻訳された。

旧・新約聖書の原語(ヘブライ語ギリシャ語)からチェコ語 へ最初に翻訳されたのはクラリッス聖書である。翻訳は兄弟同胞団(Unity of the Brethren)によって行われ、1579年に出版された。1613年からの第3版は古典として見なされており、最も使用されているチェコ語訳聖書である。

20世紀に入り、1961-1979年にかけて『チェコ語共同訳聖書』(Český ekumenický překlad)が出版されて、2001年に改訂された。

翻訳の比較

日本語訳(新共同訳聖書
創世記」1章1-3節):初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
ヨハネによる福音書」3章16節)::神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
Translation Genesis (Gn) 1:1–3 John (Jan) 3:16
Bible kralická (1613) Na počátku stvořil Bůh nebe a zemi. Země pak byla nesličná a pustá, a tma byla nad propastí, a Duch Boží vznášel se nad vodami.

I řekl Bůh: Buď světlo! I bylo světlo.

Nebo tak Bůh miloval svět, že Syna svého jednorozeného dal, aby každý, kdož věří v něho, nezahynul, ale měl život věčný.
Ekumenický překlad (1979) Na počátku stvořil Bůh nebe a zemi. Země byla pustá a prázdná a nad propastnou tůní byla tma. Ale nad vodami vznášel se duch Boží.

I řekl Bůh: 'Buď světlo!' A bylo světlo.

Neboť Bůh tak miloval svět, že dal svého jediného Syna, aby žádný, kdo v něho věří, nezahynul, ale měl život věčný.

脚注

関連項目

外部リンク




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