ダイ・バーノンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 芸能人 > 芸人 > マジシャン > ダイ・バーノンの意味・解説 

ダイ・バーノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/03 01:47 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
Dai Vernon

ダイ・バーノンDai Vernon, 1894年6月11日 - 1992年8月21日, 本名:David Frederick Wingfield Verner)は、カナダオタワ生まれのマジシャン。後にアメリカへ移住し、ニューヨークなどでボードビリアンとして活躍。紙切り芸人なども経験した。

1900年代の近代マジックに大きな功績を残したマジシャンの一人。 数々の独自な理論や技術、マジックを発表し、一時代を築いた。有名な理論・概念としては「Be natural, Be yourself」など多数。その理論は「バーノン・タッチ」と呼ばれる。

若いころ、脱出王ハリー・フーディーニにマジックを披露するなど、多くのマジシャンと交流があった。ニューヨークを中心に活躍していたマジシャンとは特に交流が深く(クリフ・グリーンら)、グループを形成していた時期もある。

本人による著書は少ないが、彼の理論を分析・解説した書物、ビデオ、DVD、冊子は数多く存在する。

「カップ・アンド・ボール」といった古典マジックから「リング・シンフォニー」等のステージマジックコインカードクロースアップ・マジック、メンタルマジックの分野でも活躍した。

多くは古典の改良などで作品を残したが、まったく新しい原理の開発でも活躍した。

バーノンの手にかかったマジックは、バーノン・タッチと呼ばれる独特な雰囲気を帯びる。誰の手でも演じられるように構成された作品が多い。

膨大な知識量から「プロフェッサー」の尊称で呼ばれ、世界中のマジシャンから親しまれた。「マジックの神様」とも謳われ、マイケル・スキナーラリー・ジェニングスといった弟子を残す。

インタビューで「3歳からマジックを始めた。0歳からの3年間が惜しい」(5歳という説もある)と答えたという逸話がある。

なお、息子もマジシャンである。

1963年頃からはハリウッドにある会員制レストラン「マジック・キャッスル」の常駐となり、ここを拠点として多くのマジシャンを育成した[1]

1969年テンヨーの招きで初来日。沢浩を絶賛。

脚注

  1. ^ カズ・カタヤマ『図解 マジックパフォーマンス入門』株式会社東京堂出版、2006年、105ページ、ISBN 4-490-20588-0

関連書籍

  • Secrets(20$ Manuscript)(1930年頃)
  • Dai Vernon's Select Secrets(1941)
  • The First California Lecture(1947)
  • The Dai Vernon Book of Magic(1956)
  • Dai Vernon Cups and Balls Routine(1958)
  • Dai Vernon's Symphony of the Rings(1958)
  • Dai Vernon's Inner Secrets of Card Magic(1959)
  • Dai Vernon's More Inner Secrets of Card Magic
  • Dai Vernon's Further Inner Secrets of Card Magic
  • Ultimate Card Secrets
  • Early Vernon(1962)
  • The Lost Inner Secrets(1987)
  • The More Lost Inner Secrets
  • The Further Lost Inner Secrets
  • The Fooled Houdini:Dai Vernon a Magical Life
  • The Vernon Touch




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダイ・バーノン」の関連用語

ダイ・バーノンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダイ・バーノンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダイ・バーノン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS