ダイナミックバインディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 01:52 UTC 版)
動的バインディング(英: dynamic binding)、遅延バインディング(英: late binding)[1]あるいは動的リンケージ(英: dynamic linkage)[2][3]は、コンピュータプログラミングにおいて、オブジェクトに対して呼ばれるメソッドあるいは引数を伴い呼び出される関数を、その名前に基づいて実行時に探索 (look up) するというメカニズムである。それぞれ動的束縛、遅延束縛、動的結合とも邦訳される。しかし、動的ディスパッチの意味でこれらの用語が使われることもある[2][4]。
注釈
- ^ 内部的にはVB.NETのコンパイラサービスによる遅延バインディング機能Microsoft.VisualBasic.CompilerServices.LateBindingが使用されている。
出典
- ^ Booch, Grady. Object-oriented Analysis and Design. Addison-Wesley, 1994. p71
- ^ a b c Schreiner, Axel-Tobias (1994). Object-Oriented Programming With ANSI-C. Munich: Hanser. pp. 15. ISBN 3-446-17426-5
- ^ 動的リンク(dynamic linking)とは異なる。
- ^ Late Binding in Java - Stack Overflow
- ^ a b c Use early binding and late binding in Automation - Office | Microsoft Docs
- ^ “Using early binding and late binding in Automation”. Microsoft (2003年9月6日). 2014年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月27日閲覧。
- ^ .NET - COMの機能を使用する – IJCAD ヘルプセンター
- ^ 事前バインディングと遅延バインディング - Visual Basic | Microsoft Docs
- ^ Object Class (System) | Microsoft Docs
- ^ [Visual Basic の既定値] ([オプション] ダイアログ ボックス - [プロジェクト]) - Visual Studio (Windows) | Microsoft Docs
- ^ dynamic 型の使用 - C# プログラミング ガイド | Microsoft Docs
- ^ オブジェクト変数の宣言 - Visual Basic | Microsoft Docs
- ^ GetProcAddress | Microsoft Docs
- ^ dlsym | The Open Group Base Specifications Issue 7, 2018 edition | IEEE Std 1003.1-2017 (Revision of IEEE Std 1003.1-2008)
- 1 ダイナミックバインディングとは
- 2 ダイナミックバインディングの概要
- 3 概要
- 4 動的ディスパッチの例
- 5 遅延バインディングの例
- 6 脚注
- ダイナミックバインディングのページへのリンク