精上皮腫
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精上皮腫(せいじょうひしゅ、seminoma)とは精巣の胚細胞腫瘍の一種。セミノーマとも呼ばれる。
ヒトの精上皮腫
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精上皮細胞100%で構成される腫瘍はセミノーマと分類されるが、腫瘍内に精上皮細胞があっても精上皮細胞以外由来の腫瘍細胞が混ざっている場合、非セミノーマと分類される。
また、構成細胞が100%精上皮細胞であってもAFPが高値である場合は非セミノーマと分類される。
獣医学領域での精上皮腫
獣医学領域では、犬で最も多く認められる。馬、牛、羊、猫にも存在する。潜在精巣は素因の一つとなる。臨床症状は精巣の腫大のみであり、転移は稀。セルトリ細胞腫や間細胞腫と併発することもある。
関連項目
- 胚細胞腫瘍
- セルトリ細胞腫
参考文献
- 日本獣医病理学会編集 『動物病理学各論』 文永堂出版 1998年 ISBN 483003162X
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
外部リンク
セミノーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 16:01 UTC 版)
精巣腫瘍ではもっとも多い組織型であり50%以上を占める。セミノーマと非セミノーマが混在する場合は非セミノーマに分類されることに留意されたい。放射線感受性が高い。合胞体性巨細胞を伴う場合にはβ-hCGが上昇する。また、従来セミノーマの10%程度で上昇するとされていたが、近年の報告ではセミノーマの50%以上においてβ-hcgが上昇するとの報告がある。
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