ズボン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 05:24 UTC 版)
ズボン(洋袴[注釈 1])は、衣服のボトムスの一種で、2本に分かれた筒に片脚ずつを入れて穿く形のもの。アメリカ英語ではパンツ(英: pants)と言い[1]、日本でも若い世代は主にこう呼ぶ。他にイギリス英語ではトラウザーズ(英: trousers)[1]、フランス語ではパンタロン(仏: pantalon)といい[2]、文脈によっては日本でもトラウザーズやパンタロンと呼ばれることがある[注釈 2]。なお「ズボン」は日本風の呼称であり、語源ははっきりしない(→#「ズボン」の語源)。
- ^ a b c 英語で何と言う? 外出用パンツと下着用パンツ。
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- ^ “タリム盆地で世界最古のパンツ発見、3300年前の遊牧民族が乗馬で着用か―中国”. レコードチャイナ (レコードチャイナ). (2014年6月5日) 2014年6月6日閲覧。
- ^ 民俗資料館「
- ^ Beckett, Jesse (2021年12月20日). “Why Do US Navy Sailors Have 13-Button Pants?” (英語). warhistoryonline. 2024年1月13日閲覧。
- ^ なんで「社会の窓」って言うの? 今は聞かれなくなった死語の由来. マイナビニュース (2014年2月3日) 2017年12月10日閲覧。
- ^ 佐久間淳一『はじめてみよう言語学』研究社、2007年、188頁。
- ^ 「洋袴」以外にも「股袴」「下袴」などいくつもの漢字が使われた。
- ^ ファッション業界では、フランスのファッションがそれなりの影響力を持っており、フランスのファッションショーに関する日本語の記事や、フランス系のファッションを特集したファッション雑誌の記事などでは、特に断りもなく(パンタロンはズボンを指すフランス語だとの説明も無く)いきなり「パンタロン」と呼ばれていることがある。
- ^ 日本でもすでに古墳時代に、2本の筒に片脚づつ通す衣類はあったが、それは「はかま」と呼ばれたり、時代が下って武家社会では「ひたたれ」と呼ばれたので、日本のものを指す時は「はかま」や「ひたたれ」と呼び、ズボンと言う場合は、明治以降に主に欧米から(あるいは 欧米 + 諸外国から)日本に入ってきたものを漠然と指している。
- ^ 戦前生まれの人や昭和1桁生まれの人など、年配者ほど、どっぷりと日本語に浸かって育ち、かつての敵国だったアメリカの英語に対して拒否感を持っていて最近のアメリカ英語の傾向を学ばず。その結果、今でも「パンツ」を下着だと思い込んでいる人が多い。現在、アメリカ英語では下半身に着る下着はたいていは「アンダーウェア」(下着)と言って済ませる。
- ^ どちらも、ウェストのくびれたスリムな体型の人は、サイズをしっかり選べば、紐・ベルト・サスペンダー抜きで着用してもずり落ちない。
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