スコットレール (イギリス国鉄)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 08:53 UTC 版)
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スコットレール(英語: ScotRail)は、イギリス国鉄がスコットランドの線区に対して制定したブランド名である。1983年9月22日に愛称の使用を開始し[1]、国鉄民営化でナショナル・エクスプレス社に継承される1997年3月30日までイギリス国鉄の地域ブランドとして使用された。
列車
スコットレールはスコットランド内で完結するすべての旅客列車を担当していたほか、イングランドのカーライルへも乗り入れていた。1988年3月5日からはロンドン・ユーストンへ向かう寝台列車カレドニアン・スリーパーの運行を継承した[2]。
なお、東海岸本線および西海岸本線を経由する都市間列車はインターシティーの担当のままであった。
施設
1986年9月にエアシャー・コースト線が、1991年7月にノース・ベリック線がそれぞれ電化された。
車両
機関車牽引列車は大半が気動車化され、150形、156形、158形気動車に置き換えられた。また、電車も305形の置換え用として318形、320形電車が段階的に導入された。
塗装
1983年のブランド制定後、機関車の塗装は国鉄本体のインターシティー塗装を基本に、赤の帯をスコットランド国旗に使われる青色に変更した。電車・気動車は国鉄本体の地域色が踏襲された。
グラスゴー周辺のストラスクライド地域で使用される車両は、同地域の交通局のオレンジ塗装に変更されている。
脚注
- ^ Stewart, Valerie and Chadwick, Vivian (1987). Changing Trains: messages for management from the ScotRail challenge. Newton Abbot: David & Charles. ISBN 0-7153-8870-3
- ^ "Inverness depot to remain open" The Railway Magazine issue 1128 April 1995 page 31
先代: リージョナル・レイルウェイズ イギリス国鉄の一部 |
スコットランドの事業者 旅客サービス 1983 - 1997 |
次代: スコットレール ナショナル・エクスプレスの一部 |
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