スイスキューブとは? わかりやすく解説

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スイスキューブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 07:32 UTC 版)

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SwissCube
所属 EPFL
衛星バス 1U CubeSat
任務 大気学
技術実証
打上げ日時 2009-09-23
06:21 UTC
輸送ロケット PSLV-CA C14
打上げ場所 サティシュ・ダワン宇宙センター FLP
任務期間 3-12ヶ月(計画)
COSPAR ID 2009-051B
公式サイト EPFL - SwissCube
質量 1 kg
軌道要素
軌道 太陽同期軌道
軌道傾斜角 98.28°
遠点高度 752 km
近点高度 726 km
軌道周期 98.5分

スイスキューブ(SwissCube)はスイス連邦工科大学ローザンヌ校が運用するスイス小型人工衛星。この衛星はスイス初の人工衛星である[1]

ローザンヌ校を中心に、ほかのフランス語圏高等専門学校の学生が共同で開発した[2]CubeSat衛星であり、夜光に関する研究、および将来の宇宙機技術の発展が目的である[3]アマチュア無線にも利用される。

元々はヨーロッパのヴェガロケットによって打ち上げられる予定だったが、ロケットの開発が遅れ、インドのロケットを使用することになった[2]

スイスキューブは2009年9月23日6時21分(UTC)、サティシュ・ダワン宇宙センター第1射点からPSLV-CAロケットによって打ち上げられた[4][5]

ロケットの主衛星はOceansat-2であり、スイスキューブのほかにピギーバック衛星としてBeeSat-1UWE-2、ITU-pSat1、Rubin 9.1、Rubin 9.2が搭載されていた[6][7]

2011年2月18日に初の画像撮影に成功し、同年3月3日には大気光の撮影に成功した[8]

スイスキューブは近地点752km、遠地点726km、軌道傾斜角98.28度、周期98.5分の太陽同期軌道を周回している[9]

3ヶ月から12ヶ月の運用予定[6]を超え、2011年1月現在も運用中である[10]

関連項目

参考文献

  1. ^ Switzerland Launches First Satellite”. EATOPS (2009年10月5日). 2011年1月6日閲覧。
  2. ^ a b 学生メイド、スイスの極小人工衛星”. swissinfo.ch. 2011年4月5日閲覧。
  3. ^ Project Objectives”. SwissCube. EPFL (2009年5月). 2011年1月6日閲覧。
  4. ^ Wade, Mark. “PSLV CA”. Encyclopedia Astronautica. 2011年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月6日閲覧。
  5. ^ McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2011年1月6日閲覧。
  6. ^ a b Krebs, Gunter. “SwissCube”. Gunter's Space Page. 2011年1月6日閲覧。
  7. ^ Krebs, Gunter. “Rubin 9”. Gunter's Space Page. 2011年1月6日閲覧。
  8. ^ EPFL 24 march news
  9. ^ McDowell, Jonathan. “Satellite Catalog”. Jonathan's Space Page. 2011年1月6日閲覧。
  10. ^ SwissCube”. AMSAT. 2011年1月6日閲覧。



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