ジャン・ジュヴネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 15:38 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ジャン=バティスト・ジュヴネ Jean-Baptiste Jouvene |
|
---|---|
![]()
自画像
|
|
生誕 | 1644年4月 ルーアン |
死没 | 1717年4月5日 パリ |
ジャン=バティスト・ジュヴネ(Jean-Baptiste Jouvenet、1644年4月 - 1717年4月5日)はフランスの画家である。
略歴
ルーアンの画家の一族の出身である。一族の同名の画家と区別するために、Jean Jouvenet Le Grand とかJean III Jouvenetと呼ばれることもある。画家の父親、ローラン・ジュヴネ(Laurent Jouvenet: 1609-1681)から絵を学んだ後、1661年にパリに出て、シャルル・ルブランの工房に加わった。ルブランに技量を認められ、王室の宮殿に装飾画を描く仕事に従事した。ジュヴネの参加した仕事にはサン=ジェルマン=アン=レー城やテュイルリー宮殿のギャラリー、ヴェルサイユ宮殿の教会堂などの装飾画がある。
1675年に王立絵画彫刻アカデミーの会員に選ばれ、1705年に校長を務め、1707年に終身学長(recteur perpétuel) に選ばれた。国王に重用され、多くの注文と報酬を与えられた。
18世紀初頭、ルブランの後任としてオテル・デ・ザンヴァリッドの装飾画を指揮したシャルル・ド・ラ・フォッスのもとでボン・ブーローニュ、ルイ・ブーローニュと装飾画を描いた。
ジュヴネの弟子にはイアサント・コラン・ド・ヴェルモンやジャン=マルク・ナティエ、ジャン・レストゥーらがいる。
作品
-
アレクサンダー大王とダレイオスの家族
-
キリスト降架 (1697)
参考文献
- Olivier Merson, La peinture française au XVIIe siècle et au XVIIIe siècle, Paris, Picard & Kaan, 1900
- Jean Jouvenet (1644-1717) et la peinture d'histoire à Paris, par Antoine Schnapper, nouvelle édition complétée par Christine Gouzi, Arthena, 2010 (ISBN 978-2-903239-42-8).
- ジャン・ジュヴネのページへのリンク