ジャック・ダレシャンとは? わかりやすく解説

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ジャック・ダレシャン

(ジャック・ダレシャンプ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/07 18:22 UTC 版)

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Jacques Daléchamps
Historia generalis Plantarumの図版

ジャック・ダレシャン(Jacques Daléchamps または D'Aléchamps、1513年 - 1588年3月1日)は、フランス医師植物学者言語学者博物学者である。『一般植物誌』"Historia generalis plantarum"で知られる。

生涯

カーンに生まれた。モンペリエの大学でギヨーム・ロンドレに学んで1547年に学位を得た。グルノーブルヴァランスで過ごした後、1552年にリヨンに移り、終生、オテルデュー(Hôtel-Dieu:無料医療施設)の医師として働いた。

主著『一般植物誌』(「植物栽培の歴史」とも)"Historia generalis plantarum"は当時の植物学の知識を集成したもので1586年から1587年にリヨンで出版された。「リヨン地域の植物誌」"Historia plantarum Lugdunensis"とも呼ばれたが、それはリヨン近郊の植物が記載されたからである。著者名はダレシャンだけになっているが、ジャン・ボアン(Jean Bauhin) と ジャン・デ・ムーラン(Jean Des Moulins)も執筆したと考えられている。2731種の植物図が記載された。

1570年に『フランスの外科学』"Chirurgie françoise"を著し、1572年にはガレノスの著書をフランス語に翻訳した。古代ローマの博物学者、大プリニウスらの著書も翻訳した。

トウダイグサ科の、属名などに命名されている。

著書

  • Historia generalis plantarum, in libros XVIII per certas classes artificiose digesta (Lugduni, 1586, 1587)
    • Histoire générale des plantes: versio Francogallica a Ioanne Des Moulins confecta (Lugduni, 1615)
  • Chirurgie françoise recueillie par M. Iaques Dalechamps (Lugduni: Guillaume Rouille, 1570, 1573. Reimpressa Lutetiae, 1610)

参考文献

  • 『切手で綴る医学の歴史』安室芳樹(著) 医学郵便研究会/出版文化社(2008年) ISBN 978-4-88338-402-0 にP.94に言及があるが、ドイツの植物学者となっている。



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