ジェームズ川・カノーワ運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 03:36 UTC 版)
「ジェームズ川」の記事における「ジェームズ川・カノーワ運河」の解説
ジェームズ川はオハイオ渓谷から製品を運ぶ経路とも考えられた。この目的でジェームズ川・カノーハ運河が建設され、ジェームズ川とオハイオ川の支流であるカノーワ川の航行可能な部分とを繋いだ。川の間の山岳地帯はジェームズ川・カノーワ・ターンパイクが建設され、荷馬車や駅馬車を使った陸路輸送が行われた。しかし、運河が完工する前の19世紀中頃、より実用的な技術として鉄道が現れ、経済性の問題で運河は御用済みとなった。1873年、リッチモンドとオハイオ川の新都市ハンティントンの間にチェサピーク・アンド・オハイオ鉄道が完成し、運河の経済的役割はなくなった。1880年代、リッチモンド・アンド・アレゲニー鉄道が運河の曳き船道に沿って敷かれ10年間の内にチェサピーク・アンド・オハイオ鉄道の一部となった。現代ではこの鉄道線がCSXトランスポーテーションの積み出し経路として使われ、主にウェストバージニア州の石炭を運び、バージニア州ニューポートニューズの石炭桟橋から輸出されている。
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