シフトインヒビット機構
MTにおいて、高速走行時に1速や2速にシフトダウンできないようにする装置。例えば100km/h走行時に1速にシフトダウンすれば、クラッチディスクの回転は1万回転以上になり、クラッチフェーシングは遠心力によりバースト(破裂)し走行不能になる。2速の場合でも7000rpmくらいになる。そのため車速に応じて低速段位にはシフトダウンできなくする必要があるが、このような機構を内蔵しているMTは少なく、電子制御ATでは一般的である。2重噛み合いの防止もこの機構に含まれる。
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