コーヒー残渣様吐血
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/27 06:29 UTC 版)
コーヒー残渣様吐血[1](コーヒーざんさようとけつ)とは、吐血症状の一つ。
概要
口から血液を排出する場合を吐血というが、特に排出された血液が胃酸により黒褐色(いわゆるコーヒー残渣様)になったものをいう[2][リンク切れ]。コーヒー残渣様吐血では、コーヒーの出がらしに似た黒褐色で顆粒状の吐物が見られる。この吐物は、上部消化管からの緩やかな出血やすでに止血した血液に由来し、その血液中のヘモグロビンが、胃酸によって褐色のヘマチンに変化したものとされる[3]。
原因
コーヒー残渣様吐血の原因は、急性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍と疑われる[4]。
対処
コーヒー残渣様吐血を含む吐血については、できるだけ早く医師の診断を受け、検査や処置をしてもらう必要がある[4]。
脚注
- ^ “第51回理学療法士国家試験 午前問題86”. 理学療法士への道 (2024年12月4日). 2025年1月27日閲覧。
- ^ “診療一口メモ/消化器 吐血”. www.okayama.med.or.jp. 岡山市医師会. 2023年2月2日閲覧。
- ^ “消化管出血の概要 - 01. 消化管疾患”. MSDマニュアル プロフェッショナル版. 2023年2月2日閲覧。
- ^ a b “吐血〔とけつ〕|家庭の医学|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト”. medical.jiji.com. 2023年2月2日閲覧。
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