コフキゾウムシとは? わかりやすく解説

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粉吹象鼻虫

読み方:コフキゾウムシ(kofukizoumushi)

ゾウムシ科の昆虫


粉吹象虫

読み方:コフキゾウムシ(kofukizoumushi)

ゾウムシ科の昆虫

学名 Eugnathus distinctus


粉吹象鼻虫

読み方:コフキゾウムシ(kofukizoumushi)

ゾウムシ科の昆虫

学名 Eugnathus distinctus


コフキゾウムシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 07:47 UTC 版)

コフキゾウムシ
クズ若葉の上のコフキゾウムシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga (多食亜目)
上科 : ゾウムシ上科 Curculionoidea
: ゾウムシ科 Curculionidae
亜科 : クチブトゾウムシ亜科 Entiminae
: チビコフキゾウムシ族 Sitonini
: コフキゾウムシ属 Eugnatus
: コフキゾウムシ E. distinctus
学名
Eugnathus distinctus Roelofs, 1873[1]
和名
コフキゾウムシ(粉吹象虫)
英名
a kind of weevils

中名 橫斑灰象[2](héng bān huī xiàng)

コフキゾウムシ(粉吹象虫、Eugnathus distinctus)はクズの葉を食べる小型のゾウムシの一種である[3]

形態

体長は5mm程度でメスの方がやや大きい。一見緑色に見えるものが多いが、黒褐色の地肌に緑色の鱗粉を体一面に付けている。褐色の個体もある。他のゾウムシのように吻が長く伸びない。眼は丸くて黒い。鞘翅に細かい点々が縦に並ぶ[4][5]

生態

成虫は夏季にクズなどのマメ科植物の葉上に現れ、葉を食べて穴を開ける。近づくと葉の裏に回り込む。葉に白くて小さい卵を産み、幼虫は土中にもぐって根を食べて冬を越す[6]

分布

本州以南、韓国台湾などの東アジアに生息[1]


分類

クチブトゾウムシ亜科に属し、短吻類とも呼ばれる[7]。下顎やメスの受精嚢の形が特徴的で、系統発生的にはチビコフキゾウムシ属Sitonaの中に含まれる[8]

関連項目

  • クズ マメ科。蔓性で葉が大きく、容易に蔓延する。種々の昆虫の餌となる。
  • クズクビボソハムシ コフキゾウムシと同様に、クズの葉を食べる。

脚注

出典

  1. ^ a b Eugnathus distinctus Roelofs, 1873”. Global Biodiversity Information Facility. 2025年6月28日閲覧。
  2. ^ 橫斑灰象”. 嘎網. 2025年6月28日閲覧。
  3. ^ コフキゾウムシ”. かたつむり. 2025年6月28日閲覧。
  4. ^ コフキゾウムシ”. takuro tsukiji. 2025年6月28日閲覧。
  5. ^ コフキゾウムシ”. orbis-pics.jp. 2025年6月28日閲覧。
  6. ^ コフキゾウムシ”. 病害虫・雑草の情報発信基地. 2025年6月28日閲覧。
  7. ^ 中根, 青木 & 石川 1996, p. 86.
  8. ^ Velázquez, Zarazaga & Outerelo 2007, p. 321.

参考文献

  • 中根猛彦、青木淳一、石川良輔『エコロン自然シリーズ 昆虫』保育社、1996年。ISBN 4586321075NCID BN15305470 

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