コギーナス川とは? わかりやすく解説

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コギーナス川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 06:35 UTC 版)

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Coghinas
サンタ・マリーア・コギーナス付近のコギーナス川。中央にダムが見える。
延長 116 km
平均の流量 18 m³/s
流域面積 2551 km²
水源 アラ・デイ・サルディ付近の山々(オルビア=テンピオ県)
河口・合流先 アジナーラ湾
流路 サッサリ県オルビア=テンピオ県
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コギーナス川(コギーナスがわ、Coghinas)は、サルデーニャ島北部を流れる川。長さ116キロメートルは、ティルソ川Tirso)、フルメンドーサ川(Flumendosa)に次ぐ島内第3位、流域面積はティルソ川に次ぐ第2位、流量はフルメンドーサ川に次ぐ第2位である。

ムッツォーネ(Muzzone)付近には、幅185メートル、高さ58メートルのダム(ディガ・コギーナス)があり[1]、2億5400万立方メートルの貯水量の人造湖(コギーナス湖)がある[2]

ファシスト政権下の1920年代後半に、電源開発のためにダムの建設が進められ、1926年から1927年かけて、水力発電施設と人造湖が設けられた[1]。コギーナス湖はまた、農業用水や水道の水源としても利用されている[2]

コギーナス川は、水源をアラ・デイ・サルディ付近の山々に発し、デ・セレーマ川(Rio de s'Elema)とアルターナ川(Rio Altana)の間の多くの水流を集め、ヴァッレドリーア(Valledoria)近くでアジナーラ湾Golfo dell'Asinara、サルデーニャ島とアジナーラ島に挟まれた海域)に注いでいる。

「コギーナス」とはログドーロ方言で「台所」という意味である。これは、カステルドリア(Casteldoria)付近で温水が流れ込むため、水温が複雑に変化し、生物相が多様であることに由来しているが、この特徴はローマ時代から知られていた。

2006年からは、鯉類の漁が行なわれるようになった。

カステルドリアの温泉付近のコギーナス川。川で水浴する人々がいる。

出典・脚注

  1. ^ a b Lake Coghinas”. lifeinitaly.com (2010年1月25日). 2011年4月2日閲覧。
  2. ^ a b Lake Coghinas in Sardinia”. Italy Shire. 2011年4月2日閲覧。

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