グリーン・アイスとは? わかりやすく解説

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グリーン・アイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/07 07:48 UTC 版)

グリーン・アイス

グリーン・アイスは、バラ園芸品種の1つ。1971年アメリカ合衆国で、Ralph.S.Mooreによって作出された[1][2][3]

四季咲きの横張り性のミニバラ[1]。交配種は、(Rosa luciae〈テリハノイバラ〉×Floradora)×Jet Trail[1][2]。樹高が50-60cm、株張りは50-70cmになる[1][3][4]。花径は約3cm[2][3][4]。ロゼット咲きの白バラだが、咲き始めはごく淡いピンク色、その後白色に変化した後、次第に淡い緑色に変わっていく[1][2]。雨が当たりにくい日陰や、半日陰では緑色がよりはっきりする[2][3]。秋には、花が緑ではなくピンク色に染まることもある[1]。花芯はグリーンアイである[1]。花もちがとても良い[1][2]。花弁は比較的雨に強い[2]。花の香りは弱く、微香性[1][2][4]。耐病性があり、強健種で育てやすい[1][3]。うどん粉病にやや弱いが黒点病には強く、減農薬栽培も可能である[2]。一方、無農薬栽培ではうどん粉病・黒点病ともにやや発生しやすいとの報告がある[5]。花は散らずに褐変するので、適当な時期に自分で切る必要がある[2]。生育の初期には匍匐するように伸びるが年数の経過とともにドーム状に繁る[2]。環境があえば、シュートがたくさん発生して大株に育つこともある[1]。枝が伸びると、花の重みでたわむので吊り鉢での栽培に適している[1]。枝が下垂するのでシュラブとして扱われることもある[3]

枝変わりにピンク・グリーン・アイスがある[3]。花の色は濃いピンク色で、緑色には変化しない[3]

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l NHK出版 編『別冊NHK趣味の園芸 バラ大百科 選ぶ、育てる、咲かせる』日本放送出版協会、2006年4月20日、228頁。ISBN 978-4-14-645776-8 
  2. ^ a b c d e f g h i j k 河合伸志『美しく育てやすいバラ銘花図鑑』日本文芸社、2019年3月20日、90頁。 ISBN 978-4-537-21667-7 
  3. ^ a b c d e f g h 河合伸志『よくわかる栽培12か月 ミニバラ』NHK出版、2011年4月15日、24頁。 ISBN 978-4-14-040253-5 
  4. ^ a b c 主婦の友社 編『バラ図鑑820』主婦の友社、2019年4月30日、172頁。 ISBN 978-4-07-433816-0 
  5. ^ 梶浦道成・小竹幸子 編『オーガニック・ローズ358』築地書店、2012年5月25日、172頁。 ISBN 978-4-8067-1439-2 



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