グオル・マリアルとは? わかりやすく解説

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グオル・マリアル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 10:01 UTC 版)

グオル・マリアル
2012年ロンドンオリンピックマラソン競技
選手情報
フルネーム グオル・マリアル
国籍 南スーダン
種目 長距離走
生年月日 (1984-04-15) 1984年4月15日(40歳)
生誕地 スーダン(現 南スーダン)、ユニティ州パンリエン郡
居住地 アメリカ合衆国 アリゾナ州ココニノ郡フラッグスタッフ市
身長 180cm
体重 60kg
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グオル・マリアル(Guor Marial、1984年4月15日[1] - )は、陸上選手民族ディンカ族で、出身地はスーダン(現在は南スーダン領)ユニティ州パンリエン郡である。

第二次スーダン内戦中の難民キャンプから脱走した。紛争中に彼の親族は28人が命を落としており、20年ほど彼は親族と会っていない[2]

2001年頃にアメリカに渡り、難民として永住権を獲得した。2011年10月のマラソンで2時間14分32秒の五輪参加標準記録を突破した。アイオワ州上院議員らの支援により、無国籍の彼は、IOCより、独立参加選手団としてロンドンオリンピック出場権が認められた[3]。当初はアメリカ代表で参加する予定だったが、無国籍という理由で叶わず、逆にIOCからスーダン代表として参加するよう打診された。しかし、第2次スーダン内戦で親族を殺された経緯からスーダンでの出場を拒否している[4]。 ロンドンオリンピックのマラソンでは47位となった[5]

後に、南スーダンオリンピック委員会が設立・加盟されたことにより、南スーダン選手団から2016年リオデジャネイロオリンピック出場することとなった。開会式では旗手を務めた。

脚注

  1. ^ Guor Marial - Athletics - Olympic Athlete London 2012
  2. ^ オリンピック 自分代表のマラソン選手”. ロシアの声 (2012年8月13日). 2012年9月20日閲覧。
  3. ^ マリアル“無国籍”で五輪出場へ”. サンケイスポーツ (2012年7月21日). 2012年9月20日閲覧。
  4. ^ The Marathoner Without a Country”. ニューヨーク・タイムズ(電子版) (2012年7月20日). 2012年9月28日閲覧。
  5. ^ 「難民への理解」訴える 南スーダン出身のランナー”. 産経新聞 (2012年8月12日). 2012年9月20日閲覧。

関連項目

外部リンク




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